2022 X1 SUPER 秋季リーグ戦 第4節
エレコム神戸ファイニーズ戦

開催日時 2022年10月22日(土曜日) 12:00〜
試合場所 MKタクシーフィールドエキスポ
天気 晴れ
観客動員数 781
Results 試合結果

Q1Q2Q3Q4TOTAL
富士通フロンティアーズ富士通フロンティアーズ17147038
エレコム神戸ファイニーズエレコム神戸ファイニーズ00077
TEAM Q TIME PLAY PLAYER(S) YARD TFP PLAYER(S) G/NG
富士通 1Q 2:36 FieldGoal #5納所幸司 17
富士通 1Q 6:04 RUN #2トラショーンニクソン 2 Kick #5納所幸司 G
富士通 1Q 10:30 RUN #33高口 和起 7 Kick #5納所幸司 G
富士通 2Q 5:54 RUN #2トラショーンニクソン 25 Kick #5納所幸司 G
富士通 2Q 11:10 PASS #18高木 翼 → #4サマジー グラント 25 Kick #5納所幸司 G
富士通 3Q 4:26 PASS #18高木 翼 → #19小梶 恭平 16 Kick #5納所幸司 G
エレコム神戸 4Q 11:26 PASS #5David Pindell → #1Devin Phelps 8 Kick #16谷川 堅斗 G
Report 試合レポート

◆第1クォーター
無敗チーム同士の対戦となったX1Super第4節エレコム神戸ファイニーズ戦。プレーオフを睨む両者の戦いは、序盤から富士通フロンティアーズが攻め立てる。最初の攻撃権を得たフロンティアーズは、ワイドレシーバー(WR)#85松井が前節欠場の鬱憤を晴らすかのようないきなりのパスキャッチ。一気に敵陣まで侵入すると、最後はK/P#5納所がフィールドゴールを決め、3-0とリードする。フロンティアーズディフェンスは今日も鉄壁。好調ファイニーズオフェンスを3回の攻撃でパントに追い込み、すぐに攻撃権を取り戻す。そしてWR#19小梶がビッグプレーとなる、右サイドから左サイドまでフィールドを横断してのパスキャッチ。キャッチ後もあわやタッチダウンという走りでゴール前まで侵入して見せた。このチャンスにフロンティアーズは、ランニングバック(RB)ニクソンがトスを受けてタッチダウン。早々に10-0とする。この試合クォーターバック(QB)#18高木のパスが冴え、WR#19小梶に続きWR#4グラントにもロングパスをヒット。これで再びゴール前に持ち込み、最後はRB#33高口のダイブでタッチダウン。17-0で第1クォーターを終了した
◆第2クォーター
反撃したいファイニーズは、第2クォーター開始からロングドライブ。しかしニッケルに入ったディフェンスバック(DB)#43井本のナイスタックルなどがあり、長いフィールドゴールトライとなる。このキックをファイニーズが外し、点差は縮まらない。その間にフロンティアーズは、RB#2ニクソンのランプレーでタッチダウンを追加して24-0。その後お互い無得点のシリーズが続き、前半残り2分6秒、再びフロンティアーズが攻撃権を手にする。前半中に追加点を奪おうと、相手攻撃終了時にタイムアウトを取って時間を残したフロンティアーズは、まさに目論見通りの2ミニッツオフェンスを展開。長短織り交ぜたパスを次々と通し、あっという間に敵陣へ。そしてここでQB#18高木が、絶妙にコントロールされたロングパスを再びWR#4グラントにヒット。今度はタッチダウンパスとなり、これで31-0。大差がついた状況で、後半へと折り返す。
◆第3クォーター
何とか点を取りたいファイニーズだが、後半になってもフロンティアーズディフェンスのプレッシャーに苦しむ。特にディフェンスライン(DL)#0マシスがエッジから繰り出すパスラッシュに苦しみ、パスを通せない。ファイニーズ後半最初のオフェンスは、結局自陣深くからのパントとなってしまう。このパントで敵陣から攻撃することになったフロンティアーズオフェンスは、QB#18高木の独壇場となる。まずはオプションキープでランの脅威をみせ、次はポケット内での華麗なインサイドワークを披露。プレッシャーを巧みに交わしながらパスをヒットし、最後は厳しいマークを受けた#19小梶に、ここしかないというパスを通してタッチダウン。これで38-0としたフロンティアーズは、その後代わったQB#15野沢が果敢に追加点を狙う。RB#28香川のランをみせながら、スラント系のパスをヒット。ただ最後のフィールドゴールは惜しくも決まらず、そのままの点差で第3クォーターを終えた。
◆第4クォーター
このまま無得点で終わりたくないファイニーズは、QBのランプレーを中心に得点の糸口を探す。だがラインバッカー(LB)#41前野の速い上がりからのタックルで、QBランをロス。結局サードダウンでパスを強いられ失敗。またしてもパントとなってしまう。しかし、フロンティアーズオフェンスも、ファイニーズ粘りのデフィエンスに遭いゴールラインが遠い。RB#21三宅のスピードを活かしたランなどで得点を窺うが、最後のQB#15野沢のスクランブルも止められてしまった。パントから攻撃権をもらったファイニーズは、残った3分30秒を使いタッチダウンを目指す。この試合ほとんど通らなかったパスが通り始め、敵陣に侵入。そしてゴール前でQBスクランブルからパスをヒットし、ついにタッチダウン。これで38-7となり、最後オンサイドキックを試みるが、これはフロンティアーズがリカバー。試合は終了となり、フロンティアーズは無敗のまま第4節を終えた。
Comments コメント

山本 洋ヘッドコーチ
山本 洋
全体的に、この試合に向けて準備してきたことがきちんとできました。選手もプレーに集中していて、良いゲーム運びができたと思います。昨年苦戦したとはいえ、“やるべきことに集中するべき”と考えていましたので、エレコム神戸ファイニーズ戦に向けて特別な対策をしたわけではありません。チームとして勝ちにこだわり、全勝でオービックシーガルズ戦を迎える、そして1位通過にフォーカスしていました。それが今日の結果につながったと思います。次戦はそのオービック戦ですが、これまで通りロースコアの試合になるでしょう。だから、数少ないチャンスをものにする必要があります。勝負のポイントを逃さないよう、今年あまり良くないサードダウンの改善に努めていきたいです。
小梶 恭平#19 WR
小梶 恭平
春に肉離れをしてから思ったようなプレーができていませんでしたが、少しずつ調子は上がってきています。昨年序盤戦の活躍をシーズン後半に持ち込めなかったのは、本当の意味でクォーターバックの信頼を得ることができなかったからだと考えました。だから信頼を得るために今年はアピールし、それを徐々に形にできたことが、今の活躍につながっているのだと思います。ただ、今日はタッチダウンにできるパスキャッチがあったので、取りきるという点で甘さがありました。本当は2本タッチダウンを取りたかったです。次のオービック戦は昨年やりたいことやらせてもらえなかった相手なので、今年の自分がどれだけできるのかを見せて、結果も残したいです。勝負を決めるタッチダウンを取りたいと思っています。