豊田将樹選手に対するアンチ・ドーピング規則違反の処分に関するスポーツ仲裁裁判所(CAS)の決定について

2024年7月19日に公表したとおり、豊田将樹選手に対するアンチ・ドーピング規則違反の処分を2年間とする日本国内の手続(日本アンチ・ドーピング規律パネル及び日本スポーツ仲裁機構)における結論に対して、世界アンチ・ドーピング機構(WADA)によりスポーツ仲裁裁判所(CAS、スイス・ローザンヌ)に対して処分期間を4年間へと変更することを求める不服申立てがなされておりました。

今般、2025年5月28日付けで、CASにおいて、WADAによる当該不服申立てには理由がないものとして棄却する旨の決定がされました。「意図的な摂取ではない」という豊田選手の主張が改めて認められ、資格停止期間を2年間へと短縮するという日本国内の上記両手続における共通の結論が支持されたものです。

※CASの決定の内容及びポイント等は、以下リンク先をご参照ください。
[外部リンク]日本人陸上選手のアンチ・ドーピング違反についてのCAS決定

意図的でない旨が改めて認められたとはいえ、アンチ・ドーピング規則違反として2年間の資格停止処分となったことは事実であり、富士通陸上競技部としては、本件判明後、チーム内の管理体制の見直しや選手への再教育等、アンチ・ドーピングに対する取り組みを強く推進してまいりました。今後も継続して取り組みを強化するとともに、社内外への啓発を進めてまいります。

豊田選手が陽性判定の通知を受けた2022年6月21日以降、多大なるご支援や励ましのお言葉をいただいた多くの関係者の皆様に対し、改めて深く御礼申し上げます。

なお、今般の決定により、豊田選手の資格停止期間は2022年5月21日からの2年間であることが改めて確認され、当該期間は既に満了しております。今季はシーズン開始当初から競技会に出場しており、引き続き各種大会・記録会等に出場する予定です。今後も変わらぬご支援、ご声援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

以 上

豊田将樹選手のコメント:PDF

<ご参考>