第61回全日本35km競歩高畠大会
兼 第108回日本陸上競技選手権大会・35km競歩

開催日時 2024年10月27日(日曜日)
開催地 高畠まほろば競歩路・日本陸連公認競歩コース(1周1㎞の周回コース)
Athletes 出場選手

Results 大会結果

第61回全日本競歩高畠大会20km競歩の部

1位山西利和(愛知製鋼)1時間17分56秒
2位住所大翔(富士通1時間18分46秒
3位立岩和大(サンベルクス)1時間21分19秒

第108回日本陸上競技選手権大会・35km競歩

1位川野将虎(旭化成)2時間21分47秒 ※世界新記録
2位丸尾知司(愛知製鋼)2時間24分24秒 ※大会新記録
3位髙橋和生(ADワークスグループ)2時間26分18秒 ※大会新記録
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5位村山裕太郎(富士通2時間28分34秒

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今回の日本陸上競技選手権35km競歩のレースへの出場は、今年3月の全日本競歩能美大会20km競歩にコンディション不良で出場できなったため、すぐに次の目標として出場を考えました。 

35km競歩は20km競歩の延長線にある競技であり、20km競歩が強い選手が35km競歩も強い傾向があります。そのため、私は20km競歩を専門にしていましたが、今後の競技人生の選択肢や取り組みの幅に厚みを持たせたいと思い35km競歩に挑戦しました。 

 この半年で35kmという距離に向けた取り組みとして、練習のボリュームを上げ、それに伴って質も上げるように取り組んできました。練習のほかに歩く以外の時間の使い方なども見直すようになり、競技生活にも好循環が生まれたように思います。 

 レースは1kmあたり4分12秒のペースで進めようと考えていましたが、スタートしてすぐに集団はより速いペースのため、私は淡々と焦らず自分のペースに集中しました。前半は9位前後の位置で進め、先頭集団がかなり速いペースでレースを進めていた(実況から聞こえていたため)ので、焦りも少し感じました。25km以降で順位を上げていこうと自分に言い聞かせ、残り5kmで思ったよりもペースもあまり上がりませんでしたが、それでも4人をかわし5位でフィニッシュすることができました。目標順位は5位以内だったためクリアすることができましたが、目標タイムは2時間27分切りでしたので、残り5kmのペースダウンが響いてしまいました。 

 今回の35km競歩に向けた取り組みは今後の全ての距離に必ず活きてくると確信しています。次の大きな大会は世界陸上東京大会選考となる2月の日本選手権20km競歩、3月の全日本競歩能美大会(20kmまたは35km)となります。今の練習の流れを崩すことなく練習強度を上げて、より強くなった姿をみなさんにお見せできればと思います。 

日本陸上競技選手権35km競歩と同日開催の全日本競歩高畠大会の20km競歩の部に出場し、1時間18分46秒の自己ベストで2位に入賞することができました。 

今大会は世界陸上東京大会の選考会ではありませんが、参加標準記録となる1時間19分20秒を目標にしていましたので、まずは参加標準記録を突破することができ、嬉しく思います。 

 レース展開ですが、以前までは先頭グループにいても10km付近でペースダウンすることが多かったのですが、今大会では、16km付近までしっかり体を動かすことができ、レースを維持することができました。スタミナをつけるために実施した、夏の合宿の成果が出たと思います。 

 今後は2月の日本選手権20km競歩に向け、ラスト5kmから勝負ができるように練習で持久力強化と忍耐力を高めていきます。今後ともご声援よろしくお願いいたします。