2026-27シーズン開幕直前インタビュー
#9 赤木 里帆

――副キャプテンなった経緯を聞かせてください。
赤木 これまではアース(宮澤夕貴)さんをはじめとするベテラン選手たちがレッドウェーブを引っ張ってくださっていました。それでも昨シーズンはプレーオフのセミファイナルで負けてしまって、アースさんが「次のシーズンは何かを変えなければいけない。中堅の選手がもう少し前に出てチームを引っ張ってもいいんじゃないか」と話されていたんです。その後、日下光ヘッドコーチから正式に副キャプテンを打診されました。ただ私自身は役割があるかないかに関わらず、自分もチームを引っ張るんだという気持ちを、ここ3年ぐらいずっと持っていました。だから副キャプテンのお話をいただいたときは、改めて自分たちの世代がチームを引っ張っていかなければという強い意志を持てました。

――打診されたときはすんなりと受け入れられたのですね?
赤木 そうですね。先輩方がいるなかで副キャプテンになることは私にとって初めての経験です。これまで言葉で引っ張るタイプではありませんでしたが、これからは副キャプテンという責任も増えますし、コート上のプレーで見せるだけではなく、オフコートでもいいエネルギーを生み出してチームを支える存在になりたいと思っています。

――コート内外でチームを支えることが副キャプテンの役割だと?
赤木 私自身がプレーでやるべきことは変わりません。だからこそプレー以外のところでコミュニケーションを取って、自分がチームに伝えていきたいと思います。今シーズンのキャプテンを務めるキホ(宮下希保)にも、キホにしか表せられないチームカラーがあると思っています。キホとは同学年で、プレーのことも、それ以外のことも話せる仲なので、キャプテンのキホを支えつつ、チームがひとつにまとまるよう、私自身も積極的にコミュニケーションを取っていきたいです。

――赤木選手自身はアジア大会に出場されて、パクシンジャカップ直前にレッドウェーブに合流したと伺っています。チームの現状をどう見ていますか?
赤木 久しぶりにレッドウェーブの練習に入って、昨シーズンともまた違ったバスケットをしているなと感じました。もちろんディフェンスなどベースは変わらないんですけど、オフェンスは新しい形が加わっているので、今はみんなとコミュニケーションをとって、理解を深めているところです。それをプレシーズンのゲームを通じて、少しずつ合致させていき、チームメイト一人ひとりの強みが何なのかを考えながら、昨シーズン以上のチームを作り上げていきたいと思っています。

――プレーヤー・赤木里帆の今シーズンはどうありたいと思っていますか?
赤木 先ほども言ったとおり、プレー面でやるべきことは大きく変わらないと思っています。チームにいいエネルギーを与えたいという思いも、これまでと変わりません。アジア大会でもそれは同じでした。いい表情でプレーをしていたら、チームメイトも「大丈夫だ」と安心した気持ちになります。私はそういう気持ちの面でもチームを引っ張りたいと思っています。シンプルですけど、いいプレーがあったら喜ぶ。チームメイトとしっかり目を合わせる。本当に些細なことですけど、どんなときでも、そういったいいエナジーをチームに与えたいし、大切にして、今シーズンもプレーしていきたいと思っています。

――数字で表せるような目標ではなく、気持ちの面が重要だと。
赤木 そうですね。数字の面で言えば、3ポイントシュートを40パーセント以上の確率で決めたいと考えています。数字では表せない部分では、アグレッシブなディフェンスをするといったテーマもありますが、私自身のベースの部分は変わらないですね。

――シーズン開幕に意気込みを改めて聞かせてください。 
赤木 何度も繰り返しますが、今シーズンもコート内外でいいエネルギーを与えたいですし、副キャプテンとしてはチームを支えられる存在になれるように、自分自身も日々成長していきたいと思っています。またチームスローガンとして今シーズンも「挑 -CHALLENGE-」を掲げているので、一人ひとりが責任や覚悟を持って、チャレンジしながら日々成長していきたいと思っています。

――では最後にファンのみなさんにメッセージをお願いします。
赤木 ファンのみなさんの応援は本当に自分たちの背中を押してくれていますし、本当に大きな力になっています。特にホームゲームの安心感はアウェイ戦と比べるとまったく違います。今シーズンのホームゲームのうち、11月7日(土)、8日(日)のカルッツかわさきでおこなわれるゲームと、11月21日(土)、22日(日)のととどろきアリーナでおこなわれるゲームは、富士通が主管となって開催し、今までとは異なる演出もあります。それぞれの会場での一体感もファンのみなさんと一緒に楽しんでいきたいと思っていますし、ぜひ会場に足を運んでいただいて、私たちにたくさんのエールを送っていただけたら嬉しいです。今シーズンもよろしくお願いします。