ライスボウル Quarter Final

開催日時 2024年11月24日(日曜日) 12:00〜
試合場所 富士通スタジアム川崎
天気 晴れ
観客動員数 1,000人
Results 試合結果

Q1Q2Q3Q4TOTAL
富士通フロンティアーズ富士通フロンティアーズ28140749
IBM BIG BLUEIBM BIG BLUE060814
TEAM TIME Q PLAY PLAYER(S) YARD TFP PLAYER(S) G/NG
富士通 0:11 1Q RUN #2ニクソン・トラショーン 46 Kick #5納所幸司 G
富士通 3:48 1Q RUN #2ニクソン・トラショーン 23 Kick #5納所幸司 G
富士通 5:48 1Q PR #11木村和喜 52 Kick #5納所幸司 G
富士通 10:24 1Q RUN #2ニクソン・トラショーン 11 Kick #5納所幸司 G
IBM 2:29 2Q RUN #2政本悠紀 4 Kick #11福岡勇斗 NG
富士通 5:11 2Q PASS #18高木 翼→#13高津佐隼矢 35 Kick #5納所幸司 G
富士通 10:41 2Q RUN #28香川将成 1 Kick #5納所幸司 G
富士通 9:51 4Q RUN #8濱口真行 33 Kick #25坂本アントニーマウネディ G
IBM 11:49 4Q PASS #2政本悠紀→#81鞍谷 樹 1 PASS #2政本悠紀→#4鈴木恵多 G
Report 試合レポート

【第1クウォーター】
リーグ最終戦と同じく、序盤からフロンティアーズがペースをつかんだ。ビッグブルーはキックオフでキャッチしにくい低い弾道のボールを蹴るが、アウトオブバウンズとなって蹴り直しとなる。そのキックも低い弾道を続けたが、一列目にいたLB(ラインバッカー)#6徳茂の正面に飛び、徳茂がダイレクトキャッチ。敵陣46yからオフェンスをスタートさせると、その1プレー目にRB(ランニングバック)#2ニクソンが左サイドを一気に46yを走りエンドゾーンへ、先制を果たす。オフェンスのビッグプレーに、ディフェンスも好プレーで続いた。ビッグブルーのファーストシリーズ、ファーストプレーでDL(ディフェンスライン)#0マシスが3yをロスさせるQBサックを決めると、セカンドダウンはDB(ディフェンスバック)#29林が5yのロスタックル、3アンドアウトのパントとなる。その後は、RB#2ニクソンのタッチダウンラン、WR(ワイドレシーバー)#11木村のパントリターンタッチダウン、さらにDB#7ブロンソンのパスインターセプトで敵陣23yでつかんだチャンスは、RB#2ニクソンがタッチダウンを決め、28-0とリードした。
【第2クウォーター】
2Qに入るとビッグブルーが反撃。1Qから続いたオフェンスシリーズで、フォースダウンからパントフェイクで36yをゲインされるなど、ゴール前16yでファーストダウンを更新。その後も前進されタッチダウンを奪われてしまう。1本返されたものの、フロンティアーズオフェンスの勢いは止まらなかった。2Q最初のオフェンスは、QB(クォーターバック)#18高木からWR#13高津佐へ35yのタッチダウンパスに成功。自陣33yからとなった2Q2度目のオフェンスでも、WR#11木村のリバースプレーで19yをゲインすると、WR#17糸川への36yのパスでゴール前1yに迫り、最後はオフェンスラインが押し込み、RB#28香川が余裕を持ってエンドゾーンへ。前半は7つのタッチダウンを奪ったフロンティアーズが42−6とリードした。
【第3クウォーター】
フロンティアーズのキックで試合が再開すると、ビッグブルーにじわり攻め込まれた。2度のサードダウンロングの場面を作るがファーストダウンを更新され、フィールド中央までボールを運ばれると、フロンティアーズに反則が出てしまう。その後、フロンティアーズ陣内に入ると、フォースダウンギャンブルでパスを通されるなど、ゴール前5yでファーストダウンを更新される。ここで、ディフェンスが踏ん張りをみせる。ファーストダウンのパスを失敗に終わらせると、セカンドダウンのインサイドのランは、DB#12北川とDL#90藤谷が1yのロスタックル。ランニングバックが直接スナップを受けたサードダウンのランプレーもノーゲインに抑え、フォースダウンでタッチダウンを狙ったパスはDB#1渡辺がインターセプト。ゴール前のピンチを無失点で切り抜けた。オフェンスがパントで攻守交代となると、再びディフェンスが躍動する。DL#90藤谷が8yをロスさせるQBサックを決めると、続くランプレーはLB#41前野がタックル。サードダウンのパスは、DB#22阿部がレシーバーをマークし失敗に終わらせ、自陣49yでオフェンスへとボールをつないだ。
【第4クウォーター】
42-6と大差がついたが、両チーム最後まで熱いプレーを見せてくれた。3Qから続いたフロンティアーズのオフェンスシリーズは、フォースダウンとなって34yのFGにトライ。しかし、K(キッカー)#25坂本のキックは左に外れてしまう。続くディフェンスでは、一度はフォースダウンギャンブルを成功されるも、DL#97水谷の7yをロスさせるQBサックなどでパントに。残り6分を切ってからのディフェンスでも、フォースダウン残り1yから、LB#51山田が7yのロスタックル。ビッグブルーの攻撃をしっかりと止めると、続くオフェンスではQB#8濱口が左サイドに展開し33yのタッチダウンラン。残り2分からのビッグブルーオフェンスにタッチダウンを奪われたものの、最後はビッグブルーのオンサイドキックをしっかりとキャッチし試合終了。最終スコア49-14でフロンティアーズが勝利し、セミファイナルへと駒を進めた。
Comments コメント

山本 洋ヘッドコーチ
山本 洋
リーグ最終戦と同じ、ビッグブルーとの再戦となりましたが、チーム内では「同じチームだけど、違う相手」という認識を持ち、準備してきました。前半から勝負をかけて勝ち切ろうと臨んだ試合で、序盤からリードを奪い勝利できたのは良かったと思います。ただ、今日の勝利に満足することはありません。特に後半は、ドライブされ、ドライブし切れず、タックルも止められないと、課題をもらいました。次戦までに修正していきたいです。次戦は3週間後、15分クォーターでの試合となります。試合開始時間も15時といつもとは異なる点が多く、しっかりとした準備が求められると思っています。勝ち切ってライスボウルに進出する、目標達成のために、勝負に徹し必ず勝利を収めたいです。
リーグ最終戦に続き、この試合のために多くの時間を使って準備してきました。ビデオを見たり、選手間でのコミュニケーションを密にしたり、序盤からランプレーで得点できたのは、そうした成果が出せたと思っています。今季は「とにかく走ろう」というのがオフェンスラインのテーマのひとつ。不足の事態が起きても皆で走る、走ればなんとかなる、今日もそうした意識を持っていましたし、シーズン終盤になって走ることが形になってきたと手応えも感じています。ラインのメンバー全員がレベルの高いところでプレーしているのも、勝利につながっていると思います。プレー数を重ねるごとに、プレーの質は上がっていて、誰が出ても遜色ないプレーができています。セミファイナルでもやることは変わりません。今日よりも相手を圧倒できるように、フロンティアーズのオフェンスラインが1番だというところを見せたいです。
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