新加入選手インタビュー
#3桐原麻尋（リク）

――まずは自己紹介からお願いします。
桐原　白鷗大学から入団しました桐原麻尋です。ポジションはポイントガードで、コートネームは「リク」です。「ゲームをクリエイトできる選手になってほしい」と、大学の先輩でもあるキキ（林咲希）さんにつけてもらいました。背番号は私の好きなNBA選手、アレン・アイバーソンの背番号「３」をいただきました。

――プレーヤーとしてのリクの強みは何ですか？
桐原　ディフェンスが一番の強みだと思っています。特に相手が嫌がるようなプレッシャーディフェンスをオールコートでし続けることが自分の強みです。

――プレーヤーではない桐原真尋はどんなキャラクターですか？
桐原　先輩たちにはよく「犬みたい」と言われます。いろんな人の周りに寄っていくところが犬みたいだと。でも実は自分から話しかけるのはちょっと苦手なんです……。それでも積極的にコミュニケーションを取りに行くようにしています。

――これからファンが増えると思います。対応は大丈夫そうですか？
桐原　神対応、頑張ります（笑）。

――なぜレッドウェーブへの入団を決めたのですか？
桐原　大学のときからWリーグでプレーしたいと思っていて、なかでもレッドウェーブにずっと入りたいって公言していたんです。その理由はレッドウェーブのプレースタイルに惹かれたからです。全員でディフェンスをして、全員で走って、攻める。私自身、走るバスケットがしたくて、Wリーグのすべてのチームを見たときに、レッドウェーブがすぐに目に留まったんです。それからずっとレッドウェーブでやりたいと思っていたのですが、思っているだけでは、チームの目に留まらない可能性が高い。だから大学のときは、たとえ短い時間でも試合に出たら、自分の「走るバスケット」をどうやって見せられるかを意識していました。

――白鷗大学のバスケットをしながら、頭の片隅でレッドウェーブでも通用するプレーをと考えていたのですか？
桐原　はい、正直なところ、すべて繋げていました、もちろん白鷗大学もディフェンス主体のチームですし、全員で攻めるという点も共通していたので、それを生かしながら、実は個人の意識としてはレッドウェーブに寄せていました。でも、だからといって、呼んでいただけるかはわかりません。だから、呼んでもらえなければ、それまでかなとも思っていたんです。

――レッドウェーブからオファーがあったときはうれしかったでしょう？
桐原　はい。声を掛けていただいて、入ることが決まったときは、うれしすぎて、言葉も出ませんでした。頭が真っ白になったあと、じわじわとした嬉しさと、レッドウェーブに入ることで、これまでやりたかったことがやっとできるという気持ちが湧き上がってきました。

――リクがこれから目指す選手像はどんなものですか？
桐原　まずはBT（テーブスヘッドコーチ）だけでなく、チームや先輩たちにも信頼されるポイントガードになることが今一番、自分の中に思い描いている選手像です。そうなるためには、普段の練習の中でお手本となる先輩たちがいっぱいいるからこそ、自分の持ち味はどこなのかに焦点を置いて、そこから上積みをしていきたいと思います。

――では最後に、全国のレッドウェーブファンのみなさまへメッセージをお願いします。
桐原　ルーキーシーズンになりますが、自分の手でプレータイムを獲得して、まずは前からプレッシャーかけるディフェンスを見てもらいたいです。加えて、自分が攻めるところや、周りを生かすプレーも、もっと見せていけたらなと思います。アーリーエントリーで出場した数試合でもファンのみなさんの熱を強く感じたので、今度は正式なメンバーとして自分がコートに入って、みなさんの前でプレーできることを楽しみにしています。そしてみなさんから応援してもらえる選手になっていきますので、よろしくお願いします。