苦しんだシーズンを終えて

レッドウェーブファンのみなさん、こんばんは。
クォーターファイナルのENEOS戦……負けました。

レッドウェーブ 69-76 ENEOSサンフラワーズ

今シーズンはクォーターファイナルで終幕です。
悔しい。

今日のゲームは立ち上がりから相手にペースを掴まれ、盛り返したものの、あと一歩が届きませんでした。
0-10からのスタートは、ENEOSを相手にしたとき、やはり苦しかったと言わざるを得ません。

もちろん選手もコーチも、誰一人として最後まで諦めることはありませんでした。
ただ、結果がひとつの指標になる勝負の世界において、私たちはまだまだ足りないことが多かったのも事実。
それはしっかりと受け止めたいと思います。

この敗北を糧に来シーズンも――と書くと、毎年、最後のブログはそういう締め方になっている気がします。
ファンの方も、またその終わり方か……と思われるかもしれません。
しかし、私たちは勝負の世界にありながらも、常に成長を求めて、日々を過ごしています。
常にプロセスのなかにいるのです。

今シーズンは、昨シーズンの主力選手が複数人抜けて、チームが若返りました。
いくら経験豊富な#10ルイ(町田)や#52アース(宮澤)がいるからといっても、簡単には“チーム”になりません。
彼女たちベテランもまた苦悩しながら、チームを“チーム”にしようとしていました。

その姿を見て、中堅、若手、アーリーエントリーの選手たちも含めて、得られた経験は、未来のレッドウェーブの強さになります。
だから、ベテランも、若手も、コーチも、スタッフも、みんな、また立ち上がれるんです。

今シーズンは多くのアクシデントに見舞われ、本当に「お祓いに行ったほうがいいんじゃないか?」と思ったこともあります。
しかしコーチも選手もけっして下を向くことなく、今の自分にできる精一杯を毎日のコートで表現してきました。
それは間違いなく2022-2023シーズンだからこそ得られた財産です。

ファンのみなさんが、
「負けちゃったけど、今年のレッドウェーブはこういうところが成長したなぁ」
と思ってくださるところがひとつでも、ふたつでもあれば、それは私たちの喜びでもあります。

レッドウェーブの今シーズンはこれで終わりますが、
Wリーグはこれから佳境に入ります。
みなさんには勝ち上がった4チームのことも、ぜひ応援してください。
彼女たちが強くなるほど、彼女たちを上回るために、私たちも強くなれます。
きっと強くなります。
来シーズンはもっと長く、みなさんと一緒に戦いたい――。

今シーズンも最後まで温かいご声援を送っていただき、本当にありがとうございました。