敗戦のなかでも光るベテランの妙

レッドウェーブファンのみなさん、こんばんは。
あと少しで2022年も終わりますね。
しかしレッドウェーブは大晦日も元気に走り回りました。
結果は負けましたが……。

レッドウェーブ 64-76 デンソーアイリス

リーグ戦4連敗です。

しかし落ち込むことばかりではありません。
いや、もちろん反省すべきところはあります。
特に前半は……

ただ、それを取り戻した後半の戦いに、今後の伸びしろを感じました。

牽引したのは、経験豊富なベテランたち。

#14マナ(田中)はスタメン起用に応えるよう、体を張ってボールを追いかけてくれました。
一般的に「泥臭い」などと言われるプレーを、どんなときでも続けてくれていると、チャンスはうまれてくるものです。

相手は日本を代表するパワーフォワードですが、けっして怯むことなく、随所でアタックもしてくれました。

本当に頼もしい。

しかし今日の秀逸は――いろんなナイスプレーはありましたが、思わず「いいね」と唸りたくなったのは、#10ルイ(町田)と#22ニニ(中村)のピック&ロールでしょう。

もちろんそこにはチームメイトの、「スペーシング」と呼ばれる絶妙なポジショニングがあったことは間違いありません。
それもナイスプレー。
そのうえでベテラン2人が見せたピック&ロールは、今後の、チームとしてのステップアップに期待を持たせるものでした。

そこには#10ルイ(町田)の攻める姿勢が必須でした。
特に後半のアタックは、相手チームに「町田選手が攻撃のスイッチを入れ替えた」と思わせるものだったはずです。

するとスクリーンプレーがより効果的になってきます。
「町田選手を守らなければ……」と思うからこそ、ディフェンスの意識が#10ルイ(町田)に向いて、#22ニニ(中村)のダイブ(ゴール下に飛び込むプレー)が生きてきます。
そうなれば、言わずもがなの、#10ルイ(町田)のアシストが生きてきます。

しかも#22ニニ(中村)はダイブだけではありません。
「ポップ」と呼ばれる、スクリーンから3ポイントラインの外側に飛び出すプレーで、3ポイントシュートも打てます。
今日も見事な2本の3ポイントシュート。

結果的に敗れはしたのですが、ベテラン3人が見せたプレーの数々は、間違いなく今後への光明になります。
その光に導かれた若手がさらなる奮起をしてくれたら、2022年大晦日のゲームは価値ある敗戦だったと言えるようになるでしょう。

レッドウェーブファンのみなさん、2022年も温かいご声援をありがとうございました。
2023年も――明日からです!――引き続き、温かいご声援をよろしくお願いいたします。