「憧れたリツ(内野)さんのように、鳥肌が立つぐらいカッコよくなりたい」#17山下詩織

――まずは自己紹介をお願いします。

コートネームはシオです。これは名前の詩織からです。背番号は17番。これも誕生日の2月17日生まれなので、そこから取りました。


――どちらもストレートですね。ではシオ自身はどんな人でしょう?

「年下気質」だと思います(笑)。白鷗大学のときも同期がマネージャーしかいなかったので、私はずっと1つ上の先輩について回っていたんです。ずっと年上の先輩たちに助けられたこともあって、今でも年上の先輩が大好きです。今は1つ上の先輩たち、ユウさん(渡邊)、ヨウさん(赤木)、イブさん(奥)の後ろをずっとついて回っています。

——バスケ選手としてのシオはどんなプレーヤーですか?

ずっとセンターをやってきて、大学のときは主に相手とぶつかった瞬間に面を取り、その場でターンしてすぐにシュートを打つプレーヤーでした。ただ、そのターンのあとのシュートが右手だけでなくて、状況に応じて左手も使えるのが強みかもしれません。右利きですが、左手でも打てるようにずっと練習してきました。


――それはどこで身につけたのですか?

千葉・昭和学院高校の先輩たちも代々、状況に応じて左手で打っていて、ある意味で昭和学院のファンダメンタルになっていました。その流れで大学に入っても、ずっと左手で打つことが多くなりました。

――今春からレッドウェーブに入団しました。決断に至る経緯を聞かせてください。

高校、大学とずっと日本一を目指してきましたが、いつも2位止まりだったんです。1回も日本一になったことがありません。私自身、高校は千葉でしたが、出身は神奈川県なので、地元ともいうべき神奈川のチームであるレッドウェーブに入って、日本一になりたいと思い、入団を決めました。

また学生時代はケガと戦う時期も多かったので、レッドウェーブがケガときちんと向き合える環境が整っているチームということも、決め手のひとつでした。トレーニングできる設備があるだけでなく、トレーナーさんもしっかりサポートしてくださるので、今後の自分のバスケット人生を考えたうえでも、やはりレッドウェーブがいいなと思いました。

――実際に入ってみたレッドウェーブの印象はいかがですか?

昨シーズン、アーリーエントリーでベンチに入れていただいたのですが、シックスマンとして後からコートに入る先輩たちが、よい流れのときはその流れを変えず、悪い流れは断ち切っていました。私の経験上でも、それはともて難しいことですが、スムーズにやっているのを目の当たりにして驚きました。昨シーズン、ベンチで感じたことを今シーズンにつなげたいと思っています。


――ルーキーシーズンの課題はどこに置いていますか?

ルーキーシーズンの課題はどこにこれまでセンターしかやってこなかったので、今はアシスタントコーチ陣にハンドリングから教わっています。少しずつプレーエリアを広げることが今後の課題です。いていますか?

――今はペイントエリア内から、どのあたりまで出てきた?

いや、本当にこれまではドリブルを突いてこなかったので、今はそこから始めているところです。3ポイントシュートも大学4年生くらいからしか打っていないので、シュート率も上げていきたいです。


――では個人的な目標、夢は?

昨シーズン、アーリーエントリーで入ったときリツ(内野智香英)さんに憧れていました。ベンチでリツさんのプレーを見ていたときに本当にかっこよくて、鳥肌が立っちゃって(笑)、なので、リツさんみたいになれるように頑張ります。

――3ポイントシュートもあって、ドライブもして、何よりリバウンドに食らいつくのがリツさんでした。シオのリバウンド力はどうですか?

リバウンドは気合いで取りに行きます(笑)!

――では最後に全国のレッドウェーブファンにメッセージをお願いします。

試合に出たときは自分のやるべきことをしっかりとやって、チームの勝利に貢献できるように頑張ります。……あと自分の宣伝もいいですか? 今シーズンから私のグッズもきっと発売されるので、ぜひみなさん買ってください(笑)。