2026-27シーズン 新加入選手インタビュー
#91 大脇 晴
――まずはファンの皆さんに自己紹介をお願いします。
富士通レッドウェーブ91番、大脇晴です。コートネームはハルです。ポジションはフォワードです。山口県出身で、東京医療保健大学から富士通に加入しました。よろしくお願いします。
――ハルといえば、SNSなどを見てもわかりますが、明るすぎる性格が持ち味のひとつです。その性格はどのように育まれてきたのですか?
両親がすごく元気な人で、私は7人兄弟の2番目で、長女です。兄弟のなかで私がいちばんうるさいわけではなく、妹たちのほうがうるさいのですが、にぎやかな家庭で育ったこともあり、友だちと話すことが昔から好きでした。そこから人を笑わせることも好きになって、さらに明るくなっていったように思います。

――チームのSNSで、先日の清水合宿のワンシーンとして、選手の部屋を紹介する投稿がありました。撮影するマネージャーを部屋へ招き入れる姿を見ても、これまでのレッドウェーブにいないタイプの選手だなと思いました。
招き入れているように見せたいなと思って、準備していました(笑)。まだ見ていない人はぜひ見てみてください。
――昨シーズン、アーリーエントリーでレッドウェーブに入団しましたが、改めてハルの考える「プレーヤー・大脇晴」の持ち味はどこにありますか?
一番の強みはドライブです。小学生のころから得点を取ることがすごく好きで、とにかく1対1で相手を抜き、ペイントエリアのなかに切り込んでいって、シュートを狙っていました。成長していく過程で、ノーマークのチームメイトがいたら合わせるプレーも身につけてきましたが、まずは常にゴールにアタックし続けることが私の強みです。

――本格的にドライブを自らの長所として認められるようになったのはいつくらいからですか?
高校生になってからです。小中学生のころはディフェンスを抜くプレーひとつをとっても、けっして満足できるものではありませんでした。高校に進学して、監督の話をしっかりと聞くようになって基礎基本の重要性を再認識し、レベルアップしていったように思います。
――ただ「大脇晴」の名前が全国区になったのは、東京医療保健大学に進んでからだと思います。
そうですね。大学3年生から恩塚亨ヘッドコーチの下でバスケットをやるようになって、これまでで一番成長できたように感じます。大学では個々の強みをみんなが理解して、それを出すためのフォーメーションが多くありました。私自身も自分の強みをプレーに出すために、どんな自主練習をすべきかを考えて、それにしっかり取り組みました。もちろん私だけではなく、チームメイトも同じようにそれぞれの強みを出すことで成長していく姿を見せてくれたので、みんなで一緒にうまくなっていったという感覚です。
――そうした成長の先に富士通レッドウェーブがありました。富士通に入ることを決めた理由を教えてください?
私が富士通に入ることを決めたのは大学4年生になってすぐくらいだったと思います。一番の理由は、レッドウェーブが個々の強みを発揮するチームだと強く感じられたことです。個々の強みを打ち出すチームということは、先輩方も練習からそのような姿勢で臨んでいるのだと思いましたし、そうしたチームであれば、私自身もより成長できるのではないかと思い、決断しました。加えて、当時はWリーグを連覇していましたから、自分も今後の優勝に貢献したいと思ったことも、レッドウェーブを選んだ理由のひとつです。

――実際、アーリーエントリーでチームに入ってみて、どう感じましたか?
アーリーエントリーでの3ヶ月間は、とにかくレッドウェーブのバスケットを覚えるのに必死でした。先輩たちとコミュニケーションを取ることも、当時はまだうまくできていなかったように思います。ただ、練習後のミーティングなどでも、先輩たちが自分の意思や意見をはっきりと伝えていて、改めてコミュニケーションの重要性を感じました。また昨シーズンのキャプテンであるアース(宮澤夕貴)さんの勝つことへのこだわりや、それに対する発言の一つひとつに重みを感じて、すごく学びになりました。
――今は10月31日(土)に開幕する次のシーズンに向けて、練習に取り組んでいるところだと思います。ハルが取り組んでいる個人的な課題を教えてください。
今課題にしているのは3ポイントシュートです。いくらドライブに自信があるといっても、それを止められて、その次が何もなければ、それだけで終わってしまいます。またWリーグでは外国籍のビッグマンがいて、身長差も大きくなる分、ドライブだけでは立ち行かなくなります。Wリーグで戦っていくために、今、3ポイントシュートに力を入れています。その練習はまだ始めて2ヶ月くらいですが、確率も徐々に上がってきています。
――レッドウェーブはディフェンスのチームです。ディフェンスについてはいかがですか?
ディフェンスについては、システムが大学とはまったく違っていて、チームに入った当初はそれを覚えるのが本当に難しかったです。ただ、ディフェンスのワークアウトにも取り組み始め、少しずつ成長を感じられています。レッドウェーブのディフェンスのシステムや考え方を理解するにつれて、自然と声も出せるようになり、ワークアウトの質も高まっています。今後も継続して取り組んでいきたいです。

――1年目のシーズンに向けた意気込みと、将来的にどのような選手になっていきたいかを聞かせてください。
将来的には日本代表、いわゆるA代表に入って、オリンピックに出場し、メダルを獲得したいというのが一番の目標です。そのためにも、1年目の今シーズンにレッドウェーブでプレータイムを勝ち取るべく、日々の継続がすごく大事になると思っています。まずは練習からレベルアップしていき、結果を出すこと。練習で結果を出さないと試合にも出られないと思うので、先輩たちと競い合いながら、個人としてもたくさん成長できるように頑張っていきたいです。
――レッドウェーブには全国各地に応援してくださるファンの方々がいます。最後に、そうしたファンのみなさんに向けて、メッセージをお願いします。
1年目の今シーズンは、まずは試合に出て、流れを変える役割をしていきたいので、常に元気よくプレーしたいと思っています。たとえ試合に出られなくても、ベンチからしっかりと声を出して、チームを盛り上げて、ベンチからの声でも流れを変えられるような選手になりたいです。そうした姿もぜひ見てもらいたいです。そしてファンのみなさんとも一緒に戦って、昨シーズンは届かなかった優勝を勝ち取りましょう。改めて、今シーズンからよろしくお願いいたします。
