2025-2026新加入選手インタビュー
#0 山田 葵
――まずは自己紹介からお願いします。
山田 はい。筑波大学からきました山田葵です。コートネームは「アオイ」、ポジションはポイントガードです。得意なプレーは、オフェンスではスピードを生かしたプレー、ディフェンスでは前から当たって相手にプレッシャーをかけるプレーです。コートを離れるとかなりのインドア派なので、オフの日は友達との約束がない限り、家にいることが多いです。
――レッドウェーブへの入団の経緯を教えてください。
山田 BTテーブス前ヘッドコーチからオファーを受け、その熱意をすごく感じたことが一番の理由です。やはり自分を欲しいと思ってくださるチームに行きたいなと思いましたし、練習を見学させていただいたときのチームの雰囲気がすごくよかったんです。バスケットをしているときは、みなさん一生懸命で、誰一人として手を抜いていなくて、見学しているだけでも学びになることが多かったです。でも、練習後のストレッチやシューティングのときは和気あいあいとしていて、本当に雰囲気がいいなと思い、入団を決めました。
――昨シーズンはアーリーエントリーで加わって、優勝までを一緒に過ごしました。その期間をどう振り返りますか?
山田 最初はすごく緊張していました。とにかく先輩たちについていこう、早くチームに慣れようと必死でした。ただ、1月に合流したときから、先輩方の、優勝しか見えていない覚悟には圧倒されましたし、とにかくチームから勝つことへの執念を感じていました。
――その結果がWリーグの連覇につながります。チームのリーグ連覇を目の当たりにして、ルーキーシーズンはどのように進んでいきたいと考えていますか?
山田 アーリーエントリーのシーズンはわずか4ヶ月ほどでしたが、その間、ルイさん(町田瑠唯)の交代としてコートに立っていたのがウルさん(江良萌香さん)や、ヨウさん(赤木里帆)でした。シーズンを終え、日下光ヘッドコーチと面談をした際に、プレータイムを勝ち取る気持ちを持ってやってほしいと言われました。アーリーエントリーの期間は試合に出場できるチャンスが少なかったのですが、それでもすごくいい経験になったので、その経験を生かして、少しでもチームの勝利に貢献していきたいなと思っています。
――そのあたりは練習でも兆しは見え始めていますか?
山田 いえ、まだレッドウェーブのポイントガードとしてできていないことや、わからないところがたくさんあります。これから少しずつ、自分の強みを生かしながら、富士通のバスケットをしっかり体現していきたいと思っています。今年1年は、私にとって本当に大事な年だと思っているので、それだけの覚悟を持って臨みます。
――「ルーキーシーズンを大事なシーズン」と言うのは、どういう理由からですか?
山田 昨シーズンのファイナルが終わった後、自分自身で今シーズンのことをじっくり考える時間をつくりました。アーリーエントリーでチームに合流していたときは、練習や試合をしっかり見て、多くのことを学び、経験するという意味で、それほど試合に出られなくてベンチにいる時間が長くても、頑張るしかないと思っていたんです。でも日下ヘッドコーチとの面談で、そういったマインドではダメだと気づかされました。新しくシィさん(前澤澪)やソフ(佐藤華純)も加わって、新しいレッドウェーブになっていく中で、ベンチにいるのではなく、やはり自分が試合に絡んでいかないといけないと思うようになりました。これまではルイさんやアースさん(宮澤夕貴)たち、いわゆる主力メンバーが中心となりゲームを作っていて、その先輩たちの力が強かったので優勝したわけですが、今シーズンは昨シーズンのチーム以上に、チーム全体で戦わなければいけないと思っています。私自身は1年目ですが、年数に関わらず、ガッツを持ってやっていきたいです。
――では最後に全国のレッドウェーブファンのみなさんに、ルーキーの山田選手からメッセージをお願いします。
山田 いつもレッドウェーブへの応援をありがとうございます。アーリーエントリーで最初に出場した試合(1月26日トヨタ紡織戦)でのダブルクラッチは、自分でもインパクトを残せたのではないかと思っています。あのときは、とにかく何かしらの爪痕を残そうという気持ちでいっぱいでした。ルーキーシーズンも、思い切りプレーするので、引き続き、応援をよろしくお願いします!