富士通フロンティアーズが不要衣類を回収、川崎市の最先端テクノロジーで再資源化!
富士通フロンティアーズ(以下、フロンティアーズ)は、2023年10月22日に富士通スタジアム川崎で開催されるX1 SUPER 秋季リーグ 第4節 アサヒビールシルバースター戦において、衣類リサイクルを実施します。衣類に含まれるプラスチック成分を、化学繊維や樹脂などの原料として再資源化するもので、川崎市内のスポーツチームとしては初の取り組みとなります。
着なくなった服、資源になります
(川崎市資料より)
衣類リサイクルと関わりのあるSDGsゴール
今回の取り組みは、衣類に含まれるプラスチックの資源循環を目的とし、川崎市環境局および 川崎市内のリサイクル業者と連携して実施するものです。
回収する衣類は、ポリエステル・ポリウレタン・ナイロン・レーヨンなど化学繊維を含む衣類で、代表的なものとしてはスポーツウェアが挙げられます。
これらはフロンティアーズを通じてリサイクル業者に送られ、衣類に含まれるプラスチック成分が「アンモニア・水素・二酸化炭素」という3種類の素材に分解されます。このうちアンモニアは化学繊維や合成樹脂などの原料として、水素は水素自動車の燃料などに、二酸化炭素はドライアイスなどとして再活用されます。
回収したプラスチックをRPFと呼ばれる燃料として用いる「サーマルリサイクル」は全国で行われていますが、このように化学的に分解して再資源化する「ケミカルリサイクル」には高度なテクノロジーが必要で、川崎市での取組みは全国的に最先端とみなされるものです。
川崎市の沿岸部には、先進的なリサイクル技術を持つ業者が多数立地しており、その集積度は国内トップクラスと言われています。今回の衣類リサイクルは、こうした地の利を生かしたコラボレーション事業となります。
かわさきプラスチック循環プロジェクトロゴ
TE#89 福井雄哉選手は「アメフトの試合をきっかけに、少しでも環境意識が高まったらチームとしても嬉しい。自分も要らなくなったスポーツウェアを持ってこようと思う」と話しました。
フロンティアーズはこれまでも、地域でのスポーツ教室、地域清掃、障がいのある方に向けたスポーツ観戦体験の提供など、SDGsを意識した活動を続けてきました。
今回の衣類リサイクルは、循環型社会を目指す取組みとしては小さな一歩ですが、当社のマテリアリティのひとつである地球環境問題の解決につながる活動の一環として、出来ることから社会に貢献していきたいという私たちの願いが込められています。
これからもフロンティアーズは、持続可能な社会の実現を目指す取組みを、継続的に進めていきます。