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【日本陸上競技選手権大会】橋岡優輝インタビューコラム 「成長した姿を見ていただきたい」

――いよいよ日本選手権が迫ってきました。どんな気持ちですか。

今は出場を予定しているグランプリシリーズに集中しています。一つひとつの大会で力を出し切り、良い流れを作りたい。そこに向けて最善の練習をする、その積み重ねが大切だと思っています。コロナ禍で、海外の試合に出場することはできていませんが、今できることに集中し、取り組んでいます。

――現在のコンディションはいかがですか。

どちらかと言えばまだ調整段階なので、すごく調子が良いわけではありません。日本選手権やその先にピークを持っていけるように、調整しながらやっています。日本代表になるための参加標準記録を突破しているので、焦らずに計画通りにやっていきたいです。

――大会に向けて取り組んできたことはありますか。

大会が迫っている中で、大きく変えることはありません。意識しているのは、日々の練習の質を上げること。僕の跳躍のスタイルは基礎に基づいたものです。ですからベース作りがとても大切。もっと土台をしっかりさせることがレベルアップには欠かせません。日頃の練習、それこそウォーミングアップから、意識の持ち方次第で質は上げられます。どの筋肉を使って、どう動きたいのか、しっかり考えて1本1本修正しながらやっています。

――大会当日、どんなテーマを持って挑みますか。

まずは勝ち切ることが一番大切なポイントです。跳躍では、自己ベストを狙いつつ、その先の大会へ向けての確認の跳躍にもなると思っています。今できる最大限のパフォーマンスを出したいです。人が8メートル以上飛んでいるのが、走幅跳びの面白さです。小学校の教室の横幅や、テニスコートの横幅などがそれと同等で、想像しながら観ていただけると楽しめると思います。

――2017年から3連覇をしている日本選手権。橋岡選手にとってどんな大会ですか。

雨のイメージがあるので、「雨が降らないといいなぁ」と思っています(笑)。それとは別に、父が5連覇、通算7度の優勝(橋岡利行氏 / 棒高跳)という記録を持っているので、そこを抜きたいという意識はありますね。去年は足を痛めて4連覇できませんでしたが、今から30歳までと考えても、まだ8年あります。ずっと勝ち続けられる選手でいたいですね。そのためには、ベースをしっかり築き、怪我をしないことが大事。時には勇気をもってやめることも必要でしょう。大学1年の時に肉離れをしてからは、怪我への意識も高まりました。故障のサインとも取れる、違和感も未然に防げるようにしたいですね。

――改めて日本選手権への意気込み、ファンへのメッセージをお願いします。

まずは優勝です。それに自己ベストが付いてくれば良いと考えています。コロナの影響で無観客での大会開催が続いていますが、SNSや社内報で勇気付けられることも少なくありません。やりがいがいがあるし、注目していただき、声援をいただけると「もっと頑張ろう」と思います。東京2020オリンピックの舞台では日本記録更新、そしてメダル獲得が目標。それが達成できれば、今後の陸上人生が1、2段階レベルアップできると思っています。しっかりと成長した姿を見ていただきたいです。

橋岡 優輝

YUKI HASHIOKA

1999年1月23日生まれ。埼玉県出身。
日本大学を卒業し、富士通に入社。2019年のドーハ世界陸上 8位、2020年のセイコーゴールデングランプリ東京 優勝、2020年の日本インカレ 優勝。自身の自己記録は走幅跳 8m32。