今村文男 競歩コーチ コメント


今村文男 競歩コーチ コメント

高橋選手に関しては、ペースの変化に対する対応力がついてきたのがひとつですね。ライバルとの位置関係を考えながら対応できていましたし、本人の目標としていた優勝に向けて、レースプラン通り歩けたのは良かったと思います。途中のペースをあげた勢いでいけばもっと速かったと思うのですが、最後の2㎞に関しては歩きが崩れない範囲の中で、落ち着いたレースを展開してくれました。

昨年まで、日本選手権に向けた彼の目標は「日本一になる」というもので、それは鈴木選手についていくプランが軸にあった。しかし、今回は鈴木選手が不在の中で「勝つためにはどうしたらいいか」、自分がどんなレースプランで展開していくのかを考えながら目標を達成できた。そこには大きな成長を感じています。

課題は非常に多いですが、それに真摯に向きあいながら改善策に取り組んだり、主体性が出てきたかなとは思います。以前は、日本一になるという目標があり、日本代表になったその先まで見えていませんでした。それが今回は、世界大会で目標とする具体的な記録やレースのパターンが見えている。それは大きな違いだと思います。

(リオ五輪のレースで高橋選手、森岡選手に期待するのは?)
同僚である鈴木選手の思いを込めて歩くのもひとつですね。初出場の高橋選手は何も考えず、今まで取り組んできた自分の技術面や、持久戦の練習などが成果となってレースにつながればいいのかなと思います。順位というよりは、結果的に入賞やメダルにつながるレースをしてくれればと思います。

50㎞の森岡選手は、これからまだ長い強化期間を経て本番を迎えるので、故障しないことがオリンピックまでの重要なポイント。そして、スタートラインに立った時には自分の自己記録を更新できるような準備をしていきたいと思っています。やはり距離が長いですし、気温が高くなるという予想もあるので、途中の体調の変化を最小限に抑えながら、後半にペースダウンせずにベストを尽くすレースをしてくれたらと思います。

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