4年前の2015年皇后杯準決勝。JX-ENEOSサンフラワーズに3点差で敗れた後、当時のBTヘッドコーチは言いました。「レッドウェーブが決勝に進んでもおかしくないチームだと証明できたと思う」と。
果たして、今年のチームにとって、JX-ENEOSとの戦いはどんな経験になったのか。4年前と同じ質問を、BTヘッドコーチにしました。
「JX-ENEOSと戦って勝ったことのないメンバーもいる。彼女たちは今日のゲームを経験して、勝てるかもしれないと思ったはず。チームはこれで一つステップアップできる」
2019皇后杯準決勝、JX-ENEOS戦。5連覇中の王者相手に、レッドウェーブはいい試合をしました。ディフェンスは序盤から耐え、機を見てオールコートプレスで“攻撃的”に守備。オフェンスでも、前日26得点の#10ルイ(町田)と#12リー(篠原)の2対2を中心に、離されても追いつく強さがありました。第3Qには、20点あった差を2点差まで追いつき、4Qでも残り1分まで猛追。しかし、11年連続決勝進出中のJX-ENEOSを倒すまでにはいたらず。ベスト4止まりで敗退となりました
。
レッドウェーブ 77-91 JX-ENEOSサンフラワーズ
結果が全てです。
こちらは途中、イージーシュートを外したり、パスが少しずれたり、細かいミスが出たけど相手は出なかった。
30分間、いい試合をした。でも相手は40分間、特に3Q・4Qでプレーレベルが落ちなかった。
層の厚さ、キープレイヤーを抑えられた時に得点できる選手が相手は多く、こちらに少なかった。
少しずつの差ながら、優勝を目指す上で、それらはとてつもなく大きな差。勝つために絶対抑えなければいけないポイントをしっかり抑えたJX-ENEOSに対して、こちらは力が足りませんでした。
でも、胸を張ってこれだけは言えます。
チームは最後まで戦い抜きました
スタッフ、運営のみなさん、たくさんのファン、多くの方に支えらえてひたむきに戦ったこと、それには自信をもっていいと思います。
2日間で59得点()のガード#10ルイ(町田)は、この日も“町田無双”。まばたきしている間に消えるようなスピードMAXドライブは、コート上の誰も止められませんでした。何より、#12リー(篠原)との2対2ではセンターを相手DFのブラインドに使って3ポイントなど、頭脳的なプレーが光りました。
(これはカメラマンの腕が悪いわけではなく、ルイが頭脳的なため、シュートシーンが映っていないのです…)
#12リー(篠原)も、まさかのJX-ENEOS戦でのスリーポイント成功。明らかに気分を良くした本人が、直後にジャンプシュートも決めてしまうところなんて、なんとも#12リー(篠原)っぽい(笑)。でも、インサイドの柱として見事なワンハンドフェイダウェイなど、持ち前の器用さを披露しました。
開始直後から、“決めてやるぞオーラ”メラメラで躊躇なくスリーポイントを打ち込んでいったウィル(#15山本)。
シィ(#11篠崎)も、3ポイントにドライブと重要なところで点を決めて貢献してくれました。
他にも、みんなそれぞれが個性を出して、ルーズボールにドライブ
に1対1に、持てる力の限りを尽くしました。
力及ばず負けました。でも、目の前の1秒に全力を尽くして戦う、その気持ちはファンの方にも伝わったのではないかと思うのです。今はそれを、たくさん応援していただいた方々への精いっぱいの恩返しとさせてください。
これからすぐにリーグ戦が再開、週末には旭川でのJX-ENEOSサンフラワーズ戦になります。そしてその先は、リーグプレーオフ・ファイナルに向けての道。その戦いにおいて、この皇后杯準決勝で得た自信を良い結果につなげられるように。チームは前進を続けていきますので、引き続き応援よろしくお願いいたします。
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