価値ある負けにしよう!


負けました。
56-60
第4Qでの逆転負けです…。

選手たちは本当によく頑張ったと思います。
第1戦、第2戦の不甲斐ない(と自らが認めている)戦いから、しっかりと戻ってきてくれました。これは選手の頑張りもさることながら、あのような内容、結果でなお熱い応援をし続けてくださったファンのみなさんのおかげだと思っています。ファンのみなさん、本当にありがとうございました。まずはお礼を申し上げます。

もはや忘れてしまいたいという思いもありますが、この悔しさを忘れたら、来シーズンも同じ結果になってしまいます。この負け、この悔しさ、この腹立たしさ……そうしたマイナスの要素をすべて受け入れてこそ、チャンピオンへの道は開けるです。

残り10秒、2点ビハインドの場面。ボールを受けたルイ(#10町田)は、自分が最後のシュートを打つことを決断しました。そこには第4Qに入って、チームメイトの足が動いていないことに気が付き、自分で行くしかないという強い気持ちも入っていたのです。「自分が決めてやる!」

しかし――

ルイ(#10町田)のロングドライブをJX-ENEOS#10渡嘉敷選手がブロックショットで止め、万事休す。

ルイ(#10町田)は言います。
「あのとき…#10渡嘉敷選手の高さが頭から消えていました…」
冷静に状況を見られるルイ(#10町田)が、あの瞬間だけ冷静さを欠いていたのです。強い気持ちが狂わせたプレーでした。

コートに優勝を祝うテープが投げ込まれる中、ルイ(#10町田)は顔を上げることができませんでした。終わった後に冷静さを取り戻したのでしょう。「魔が差した」とは、あのときのルイ(#10町田)の選択を言うのでしょうか。

ルイ(#10町田)にはこの経験を次につなげてほしいと思います。JX-ENEOSを倒そうと思えば、いや、世界に出ていきたいと思うのなら、身長差で劣ることは火を見るよりも明らかなルイ(#10町田)のサイズ。そのときに、残り時間と自分の横にいる選手がどれくらいのサイズで、ならば、どのプレーを選択すれば、その選手の頭の上を越せるのか。瞬時に判断し、今度こそ決めてほしいと思います。理想論だとお叱りを受けそうですが、心からそう願っています。

たぶんそれはBTテーブスヘッドコーチも思っていることでしょう。だから、コートで優勝インタビューがおこなわれているとき、そっとルイ(#10町田)に近づき、声をかけていたのだと思います。「ルイ(#10町田)、キミはまだまだこれからの選手だよ」と。

その横で、もう1人、コート上のインタビューをまともに見れなかった選手。

モエコ(#0長岡)です。
これまでの2試合は#10渡嘉敷選手の手のひらで、いいように転がされてきた感のあるモエコ(#0長岡)でしたが、今日はいろんな場面でハッスルしてくれました。

特に第1Qに見せたステップスルー。隣にいた、以前NBAの写真なども撮っていたカメラマンさえ、思わず「うまい!」って言っていたほどです。

ちなみに、写真右上にある手は#10渡嘉敷選手の手です。彼女のチェックをかいくぐってのシュートは本当に素晴らしかった。

それでもシリーズを通して力が発揮しきれなかったことに悔しさがあるのだと思います。

ルイ(#10町田)にしろ、モエコ(#0長岡)にしろ、この経験を生かさない手はありません。バスケットは「経験のスポーツ」と言いますが、経験は積んだだけでは意味がなく、それを生かしてこそ意味があるのです。

来シーズンはさらにスケールアップして、レッドウェーブの縦のラインを築いてくれるはずです。ファンのみなさん、期待していてください。

終わりは、次への始まります。だから、まずは負けたことを認めるところから始めましょう。来シーズン、この3連敗が「価値ある負け」と笑って言えるように――。

🔗 Twitter ★Red Wave公式アカウント
🔗 富士通バスケットボール部 Red Wave 16th Wリーグ特集
🔗 富士通バスケットボール部 Red Wave HP