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陸上 富士通陸上競技部

福嶋正監督インタビュー

“個性のあるチーム”をひとつにして、優勝への足掛かりに
福嶋正監督インタビュー
——ニューイヤー駅伝が近づいてきました。チーム状況はいかがでしょうか?(取材日:12月4日)

今のところ大きく崩れている選手はおらず、おおむね順調です。東日本実業団駅伝の前は、練習に参加できていない選手が何人かいましたが、今は故障や怪我で全く走れないという選手がいなくなったので、層は厚くなっていますね。

——東日本実業団駅伝は19年ぶりの優勝でした。どのように受け止めていますか?

大会前、チームとしての考え方は、5位以内を目指していくということでした。前半で先手を取ることができれば粘れるのではないかと思いましたけど、予想よりも順調に前半が流れてくれたおかげで、後半の選手も余裕を持って走ることができました。やはり駅伝は先手を取っていくのが鉄則だと再認識しました。

——ニューイヤー駅伝で、カギとなるポイントや区間についてお聞かせください。

やはり東日本実業団駅伝の勝ち方が一番理想的で、どこかで先頭に立たないと富士通は勝てないと思います。できれば3区が終わった時点で、30~40秒ほどリードできていれば、良い流れが作れると思います。前回の富士通と違う部分は、ベナード・キメリがいることですね。2区(キメリ)に対しては自信があるので、そこで先頭に立ち、先手を取っていきたいです。2区で10秒でも15秒でも前に抜けていれば、東日本実業団駅伝の時のように、3区以降の選手が走りやすい展開になると思います。

——今年は注目選手が多いと思いますが、期待されている選手はいますか?

新人の鈴木健吾や大森澪には期待していますね。そういった選手たちが、どこまでメンバーに食い込んできてくれるか楽しみです。他にも前回1区を走ったキャプテンの佐藤をはじめ、経験のある星や横手、潰滝などもいる分、東日本実業団駅伝の時よりもメンバー7人を決めるのが難しい状況になります。6~7番手の選手選考で競り合いができれば自然とチーム状況も良くなってくると思います。メンバー選考で最後まで迷うようになれば、良い結果が出ると思います。

——東日本実業団駅伝後に「優勝に届く可能性があるチームを作れる土台ができた」とおっしゃっていましたが、手ごたえはいかがですか?

2連覇の旭化成はもちろんですが、対抗馬はトヨタ自動車になるかと思います。優勝候補として富士通の名前が挙がるとしたら、その2チームの後。東日本実業団駅伝が優勝という結果だったので、場合によっては三強と言われるかもしれませんが、実力で言うと富士通が100%の力を出し切って、ようやく五分だと思っています。ですので、あまり選手にプレッシャーを与えるのではなく、序盤から先手を取ってどこまで逃げ切れるか、富士通らしいレースで自分たちの持ち味を出していければと思いますね。

福嶋正監督インタビュー
——これから2020年に向けて各選手、自身の専門競技により特化して取り組む時期に入ります。駅伝との両立が難しいとも言われる中で、選手たちをどう導くか難しさはありますか?

今の富士通は2009年にニューイヤー駅伝で優勝したチームとは、明らかに違う部分があると思います。2009年のチームでは、常にマラソンで代表を目指し世界を狙っていた藤田敦史がいましたが、その他の選手は駅伝を一番に考えていました。
それに比べて今の富士通は、駅伝はもちろんですが、個人種目において目標とするところがとても高い選手が多い。2019年の世界選手権は、5000mで松枝、3000mSCで潰滝が日本代表を目指し、中村や鈴木健吾もマラソンで日本代表という気持ちがあるだろうし、明らかに“個性のあるチーム”になってきたと思います。
それを上手く一つにまとめて形にするのが、駅伝。全員が同じ練習というわけにもいかないので、選手の個性を活かしながら駅伝での成功を目指さなければならない。優勝した2009年の時と比べて、そういった部分が一番違うし、今後楽しみにしているところでもあるので、うまく選手たちの資質や特長を活かしたいと思います。。

——改めてニューイヤー駅伝に向けて意気込みをお願いします。

順位でいうと、「絶対優勝」というわけではなく3位以内です。3区が終わった時点で、先頭に立っていなければ富士通の優勝は難しいと思います。3区を松枝に任せる場合、2区のキメリが10秒差で抜けてきたなら、松枝はさらに20秒。できれば、30~40秒ほどのリードが4区までに欲しいところです。
1区を10秒前後で来てくれればキメリが確実に活きる。だから、今回の1区は前回走った佐藤をはじめ潰滝、星など調子がいい選手を使うべきだと考えています。ニューイヤー駅伝で結果を残すには、うまく選手のパフォーマンスを引き出し、目標を達成するためのパターンに近づけさせることが大事ですね。

——最後にファンの皆さんへのメッセージをお願いします。

東日本実業団駅伝は優勝しているので、皆さん期待していただいていると思います。まずは、地区大会優勝チームとして恥ずかしくないレースをしなければならないのがひとつ、そして声援に応えられるように選手もスタッフも懸命に取り組んで恩返しできればと思っています。
もう10年優勝していないので、勝ちたいという気持ちは強いです。選手も東日本実業団駅伝で勝ったことによって、反響を肌で感じただろうし、よりモチベーションも上がっていると思います。我々は意図していませんでしたが、東日本実業団駅伝を勝ったというのは、もしかしたら富士通にとって1つの大きなターニングポイントになるかもしれません。そうなるように頑張りますので、どうぞ応援よろしくお願い致します。

高橋 健一駅伝監督 福嶋 正(ふくしま ただし)監督
長野県出身、1964年9月29日生まれ。長野県立大町北高校卒業後、1983年富士通長野工場に入社。1993年の世界選手権では10000メートルに出場し、日本人選手として唯一決勝進出を果たした。1999年4月にプレイングコーチに就任し、翌年1月の全日本実業団駅伝(ニューイヤー駅伝)で4区を走り初優勝に貢献。2002年にコーチに専念、2004年からは監督を務める。