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田中佳祐インタビュー「諦めなければ5分も10分も縮まる。それがマラソン」

田中佳祐インタビュー「諦めなければ5分も10分も縮まる。それがマラソン」
――12月2日の第72回福岡国際マラソン選手権大会が直前に迫りました。マラソンでMGC出場権の獲得を狙うことになりますが、現在の心境はどうですか?

昨年は夏前から順調にマラソン練習ができていたのですが、今年は春に脚を痛めて少し出遅れた状態です。夏の練習内容としては、自分の中で少し不安の残るものになりましたが、時間の経過とともに調整も進んで、全日本実業団陸上選手権やトラック競技の試合にも出場することで徐々に感覚は戻ってきました。ようやく福岡国際マラソンに向けて、上位で争うことを自分の中でイメージできる状態になってきたところです。

田中佳祐
――ここまでのマラソンで感じたことや手ごたえを聞かせてください。

マラソンは、次の福岡国際マラソンで3回目になりますが、初めてマラソンを走ったのが昨年2月の延岡西日本マラソンでした。練習では長い距離を踏んで脚を作っていきましたが、実際に走ってみると、やはり残り5km~10kmくらいの地点で“走り切れる脚ではない”と感じました。その点に関しては、さらに練習量を増やさなければなりませんし、もちろん質も高めていかければなりません。2時間10分台くらいのタイムは見えてきましたが、より上を目指すには量・質ともに上げないと、まだ世界には届かない感覚です。

――自分にとって理想的なレース展開はどんなものですか?

2レース目となる3月のびわ湖毎日マラソンに関しては、延岡西日本マラソン大会よりペースは遅めだったものの、脚に疲労を感じたのが35km辺りで思ったより走ることができました。去年は初マラソンから2回目ののマラソンの間隔が1ケ月弱と短かったので、今年は福岡国際マラソンに照準をあわせてしっかり練習ができています。また3カ月間後にも東京マラソンというプランで考えているので、1戦1戦集中して走ることができると思っています。

――マラソンでも自分が持っている特徴・強みは活きましたか?

自分でも感じていたのですが、もともと1500mや5000mが私のメインの種目だったので周りからはそこまでマラソンに対して期待されていませんでした。だからこそ、その評価を覆してやりたい気持ちがあって、そういったメンタル面はマラソンに取り組む自分の特徴だと思います。また、故障が少ないタイプなので、練習をしっかり継続できるのも、強みだと思いますね。昨年はジョグの量をかなり増やして、元々持っているスピードの強みより、距離で練習を詰めてくスタイルに変えました。そのことが、今の状況につながっていると思います。

――目標としているタイムがあれば教えてください。

2時間10分以内を目標としていますが、昨年荻野(荻野皓平選手)が東京マラソンで2時間9分台を出したので、そこは意識していますね。10分台を切るとMGCへの出場できる可能性が高くなるので、視野に入れています。タイムや着順により福岡国際マラソンでMGCの出場権を獲れなかったときは3カ月後の東京マラソンでMGC出場権を取りたいと思っています。今はとにかく福岡国際マラソンをできるだけ良いタイムで走りきれるように調整しています。

田中佳祐インタビュー」
――マラソンに挑戦することになった経緯を教えてください。

富士通に入社する前は、マラソンに対してまだ憧れ程度でしたが、当時から走りたい気持ちは持っていました。福嶋さん(福嶋正監督)にも、若いうちはスピードを磨いて徐々に距離を延ばして、いずれはマラソンに取り組みたいと伝えていたので、予定通りですね。私的にも入社後すぐにマラソンを走る意識はなく、最初はトラック競技から始めて順調にいけば取り組みたいと考えていました。

――国際大会に対して思い入れはありますか?

1500mで日本選手権で優勝することはできましたが、トラック競技中心だった時代から、国際大会は自分にとっては全く手が届かないレベルでした。でもマラソンを始めてみると、すぐに手が届くわけでもありませんが、チャンスはあると感じています。せっかくのビッグイベントでもありますし、年齢的にも充実した時期なので、チャンスはあると考えています。

――長くて辛いマラソンですが、自身で感じている醍醐味や楽しさを教えてください。

マラソンはきつくなってからも意外と頑張れたり、もう一度巻き返せたり、最後まで諦めさえしなければ、5分や10分もタイムが変わってしまう、そんな競技です。自分が頑張れば頑張るだけ結果がついてくる。練習でもやった分だけ、結果に繋がることが実感できるのが面白いです。

――入社してからここまでのキャリアを、ご自身としてはどう評価していますか?

個人に関しては1500m、5000mとベスト記録を更新して記録を延ばせているので、満足はしていませんが自分なりには評価してもいいかなと感じます。あとは、駅伝ですね。駅伝に関しては、あまりチームに貢献できていないので、悔いが残るというか、申し訳ない気持ちがあります。今年の東日本実業団対抗駅伝は19年ぶりに優勝しましたが、私は走っていないので嬉しいですが、正直悔しいような気持ちもあります。。走っていない選手はみんなそう思っていると思います(笑)。でも、とてもいい刺激になりました。

――ファンや富士通社員をはじめサポートしてくれている方へメッセージをお願いします。

様々な大会で富士通の旗を持って応援してくれている方を見かけますが、そういう応援がすごく力になっています。いつもお世話になっている所属部署の方たちからも、「頑張ってね」と声を掛けてもらっていて、とても励みになっています。そういった皆さんのお力になれるように頑張りたいです。

田中佳祐 田中佳祐(Keisuke Tanaka)
熊本県出身、1988年9月6日生まれ、長距離種目
2012年、2014年日本陸上競技選手権1500m優勝、2016年実業団・学生対抗陸上1500m優勝という記録を持つ。終盤の粘りとスピードが持ち味で、1500mからマラソンまで長距離全般をこなすマルチランナー。