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世界記録更新、鈴木雄介選手(競歩20km)インタビュー「自分の記録より、地元の方々の喜ぶ光景を見て感動した」

3月15日 (日曜日) に行われた第39回全日本競歩能美大会兼Asian 20km Race Walking Championships in NOMI 2015で、20kmWに出場した鈴木雄介選手が、1時間16分36の世界記録を出して優勝を飾りました。大会後の鈴木選手のインタビューをご紹介します。

――世界記録更新後の率直な感想をお聞かせください
当日はあまり実感がなかったのですが、その後の取材オファーの多さに驚いています(笑)。

――レースを振り返っていただけますか
最初は1周(2km)7分45秒で行って、アジア記録更新を狙っていました。初めの1kmで思ったより後ろの選手と距離が離れたので、自重してペースを落としたら次の1kmが3分55秒かかり、目標には遅いなと思ってペースを上げたんです。その勢いのまま2周目に入ったら(2km)7分32秒になって、余裕を持って歩いた3周目も7分36秒ぐらいで、このペースでいけると思いました。天候などの巡り合わせも良かったので、世界記録を出せる時に出しておこうと思って狙っていきました。

――世界記録を意識し始めたのは?
6kmで意識し始めて、10kmで確信に変わりました。10kmを38分で通過して、1分程度貯金もあったので、このままいけると確信しました。後半もほぼペースを落とすことなく、きれいなフォームのままで余裕を持ってゴールできたと思います。

――ゴールの瞬間はどうでしたか?
世界記録は確信していたので、出した喜びはそれほど大きくありませんでした。それよりも地元の大会だったので、皆さんが沿道で応援している姿や、喜んでいる光景を見ることができた。自分の記録のことよりも、それに感動して、幸せな気持ちになりました。

――北陸新幹線の開通に重なって、地元に力を与えるきっかけになりましたね
その巡り合せにも運命を感じました。地元に貢献できて嬉しいですし、新幹線開通と共にビッグニュースを提供できたことは、石川県からの贈り物のように感じます。

――以前から日本記録更新はありましたが、世界記録に届くほど実力が向上した要因は?
世界記録を出せるような練習ができていたので、自分としては出るべくして出たといった感覚です。世界記録でなくても、17分は切れると思っていたので、練習の積み重ねが今回の結果につながったと思います。

――その成長の陰にある、富士通のコーチや仲間の存在をどう感じていますか?
一番は今村コーチですね。順天堂大学時代から指導を受けていて、今村コーチ以外の方に教えていただくことが考えられなくなり、富士通への入社を決めました。その後、迷惑を掛けたことも意見をぶつけあったこともありますが、それを経てお互いに理解し、良い関係を築けたことが今の飛躍的な成長につながっていると思います。監督や他のスタッフにも色々サポートしていただいて、本当に富士通のスタッフの方々のおかげで今の僕があると思っています。
後は、先輩の森岡選手の存在が大きいですね。森岡さんの後を追って富士通に入り、追い越そう頑張った活力が今回の記録につながりました。また、種目は違いますが、富士通に所属している選手が日本代表として世界大会で結果を残しているのは大きな刺激になっています。他の選手が結果を出したら、良い意味で悔しさを感じるし、自分も頑張ろうと思う。富士通チームの一員として世界と戦えている感覚は大きいです。

――今後の目標を教えてください
これから3年間、今年の北京、来年のリオ、その次の年のロンドンと大きな世界大会が続きますが、最大の目標としてそれらの大会全てで金メダルを獲ることを目指しています。また、さらなる自己記録の更新を目指して、1時間16分切りまでいきたいと思っています。

――陸上ファンに一言お願いします
この記録はゴールでなく通過点だと思っているので、これからも成長できるように努力を続けたいと思います。たくさんいただいている声援が、僕の背中を押す追い風に変わると信じています。だから、ひとつでも多く声援をいただけるような活躍ができるように、頑張っていきたいと思います。

Photo:The Asahi Shimbun/Getty Images

鈴木雄介
鈴木雄介

1988年1月2日生まれ、石川県出身。
中学校時代より競歩を始め、順天堂大学を経て2010年富士通入社。
2015年3月15日開催の第39回全日本競歩能美大会 兼 Asian 20km Race Walking Championships in NOMIにて1時間16分36秒の世界記録を樹立。競歩では日本人初の快挙となった。