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陸上 富士通陸上競技部

ロンドン2012 世界に挑む8選手を紹介!

今村文男(競歩ブロック・コーチ)

入賞もしくはメダル「2」という目標を達成できなかった事がまずは残念で、非常に申し訳ないです。今回は3競技(男子50km、男女20km)とも、世界新が出るなどの、かなりハイレベルな展開であり、それに対する準備や技術不足、初出場の選手も数人いましたが五輪独特の雰囲気や、プレッシャーに負けて、本来の力が発揮できなかったというところが大きな課題であると思います。

競技ごとで言うと、男子50km競歩に出場した森岡ですが、入賞という目標に対して、もっと先頭集団にアプローチしていく意識や準備が足りなかったと思います。ただ、自己ベストを1分31秒更新する事ができたのはとても良かった。今回陸上競技の選手団全体で言うと、自己ベストを更新した選手は3名だけだったので、そのうちの1名を富士通の森岡が出す事ができたのは、コーチとしても大変嬉しいです。

男子20km競歩の鈴木は、昨年の世界選手権(韓国=大邱)と同様に、出だしの飛び出しというのを自分のレースプランには組み込んでいました。ただ、鈴木本人が思ったほど、後ろとの間隔は開けられず、10秒程度、距離にして40mほどしかリードできませんでした。後続の選手たちはずっと鈴木の様子見をしていたので、本人は焦りも出たと思います。春先の故障もあり、本格的に練習に入れたのが5月。6月に入ってようやく五輪に向けての調整という状況でしたが、本来であれば2月、3月の日本選手権、全日本競歩ぐらいのコンディションには仕上がっているぐらいでないといけないので、鈴木については準備不足というところが今回の結果に繋がってしまったと思っています。

女子20km競歩は川崎がアテネ、北京に続く3大会目という経験則が生きたと思います。オリンピックでの自己ベスト更新を最低限の目標に掲げていましたが、30秒ほど及びませんでした。しかし、北京の警告、ベルリン世界選手権での失格の教訓をしっかりと生かし、今回、警告0で完歩できた事は、大変評価できます。追求し続けてきたフォームを、オリンピックという大舞台で表現できたのではないかと思っています。彼女の場合、世界選手権(韓国=大邱)の直後に膝の手術をしましたが見事にここまでパフォーマンスを上げてこられたのはさすがです。 大利は、本番に近づけば近づくほど、メディアへの露出も増え、その分周りの期待やプレッシャーがどんどん蓄積していったのでしょう。本番では完全にそのプレッシャーに押しつぶされる形で、過度の緊張から、自身のベストパフォーマンスにはほど遠い結果となってしまった。昨年の世界選手権(韓国=大邱)で、入賞という目標にがんじがらめになった反省もあり、今回はまずオリンピックを楽しむ事というのを目標にしていたところもあったのですが、肌で感じる独特の雰囲気に飲まれてしまっていました。本人的にも全く納得もできていないレースになってしまったと思うので、次の目標へ向かうバネに変えて欲しいと思います。

陸上競技全体ではメダリスト・入賞者をしっかり出す事ができて良かったと思います。競歩ブロックでは世界と戦う上での課題が明確になりました。来年にはロシアで世界選手権が行われますので、そこでもう一度戦えるようにその課題を克服する力を、選手、そして私自身もしっかりと見直していきたいと思います。

富士通としてはまずは9月の全日本実業団選手権があります。それを含めて、来年の世界選手権代表の切符をしっかりと手にできるよう、力を合わせて頑張っていきたいと思います。