1990年、それまで全国各地の事業所で活動する精鋭と全国で活躍していた新卒者を迎え、オール富士通として集結し「富士通陸上競技部」が発足。
1992年のバルセロナ1992オリンピックに3選手が出場したのを皮切りに、2016年のリオデジャネイロ2016オリンピックまで7大会連続して日本代表選手を輩出。また、元日の風物詩となっている「ニューイヤー駅伝」においても、創部11年目の2000年大会初優勝、2009年には2度目の優勝を果たし、名実ともに日本陸上界をリードするチームとなった。
特に、2008年北京2008オリンピックでは、日本代表選手とし4×100mリレーでは塚原直貴選手と高平慎士選手が銅メダルを獲得(トラック種目では80年ぶり、男子史上初)。また、2015年3月には男子20km競歩にて鈴木雄介選手が世界記録を樹立(男子陸上界では50年ぶり、競歩種目では初)。2016年のリオデジャネイロ2016オリンピックでは、男子棒高跳で澤野大地選手が7位入賞(同種目で64年ぶりの入賞)。
こうしたトラック&フィールド競技からマラソン・駅伝・競歩まで幅広い種目にわたる強化と実績が評価され、2008年には、JOCスポーツ賞「トップアスリートサポート賞」で最優秀団体賞を受賞。2015年、2016年には、2年連続で実業団陸上of The YearにおけるTeam of The Year賞「経団連会長杯」を受賞。 これからも日本陸上界をリードし、全選手が日本代表として世界で戦えるような選手を育ててまいります。
1990年3月
陸上競技部オフィス:幕張システムラボラトリ陸上競技部スタッフルーム
1990年 | 第11回北京アジア大会に 3選手出場 |
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1991年 | 第35回全日本実業団駅伝(ニューイヤー駅伝)に出場(11位) 第3回世界陸上東京大会に 3選手出場 |
1992年 | バルセロナ1992オリンピックに 3選手出場 |
1993年 | 第4回世界陸上シュツットガルト大会に 6選手出場 |
1994年 | 第12回広島アジア大会に 6選手出場 |
1995年 | 第5回世界陸上イエテボリ大会に 4選手出場 |
1996年 | アトランタ1996オリンピックに 2選手出場 |
1997年 | 第6回世界陸上アテネ大会に 6選手出場 |
1998年 | 第13回バンコクアジア大会に 6選手出場 (伊東浩司選手が大会 MVPを受賞) |
1999年 | 第7回世界陸上セビリア大会に 5選手出場 |
2000年 | 第44回全日本実業団駅伝(ニューイヤー駅伝)初優勝 シドニー2000オリンピックに 3選手出場 |
2001年 | 第8回世界陸上エドモントン大会に 5選手出場 |
2002年 | 第14回釜山アジア大会に 1選手出場 |
2003年 | 第9回世界陸上パリ大会に 3選手出場 |
2004年 | アテネ2004オリンピックに 2選手出場 4×400mリレー佐藤光浩選手が 4位入賞 4×400mリレー土江寛裕選手が 4位入賞 |
2005年 | 第10回世界陸上ヘルシンキ大会に 2選手出場 |
2006年 | 第15回ドーハアジア大会に 4選手出場 |
2007年 | 第11回世界陸上大阪大会に 5選手出場 4×100mリレーで高平慎士選手が 5位入賞 アジア記録を樹立 |
2008年 | 北京2008オリンピックに 6選手出場 4×100mリレーで高平慎士選手、塚原直貴選手が銅メダルを獲得 |
2009年 | 第53回全日本実業団駅伝(ニューイヤー駅伝)にて 9年ぶり 2度目の優勝 第12回世界陸上ベルリン大会に 8選手出場 4×100mリレーで高平慎士選手、塚原直貴選手が4位入賞 |
2010年 | 第16回広州アジア大会に 8選手出場 |
2011年 | 第13回世界陸上韓国(大邱)大会 に 8選手出場 男子20km競歩で鈴木雄介選手が 8位入賞 男子50km競歩で森岡紘一朗選手が 6位入賞 |
2012年 | ロンドン2012オリンピックに 8選手出場 男子4×100mリレーで高平慎士選手が 5位入賞 男子50km競歩で森岡紘一朗選手が 7位入賞 |
2013年 | 第14回世界陸上モスクワ大会に 6選手出場 |
2014年 | 第17回仁川アジア大会に 5選手出場 男子100mで高瀬慧選手が 銅メダルを獲得 男子400mHで岸本鷹幸選手が 銀メダルを獲得 男子20kmWで鈴木雄介選手が 銀メダルを獲得 男子棒高跳で跳澤野大地選手が 銀メダルを獲得 男子4×100mリレーで高平慎士選手、高瀬慧選手が 銀メダルを獲得 |
2015年 | 第39回全日本競歩能美大会男子20kmWで鈴木雄介選手が 世界記録を樹立 第15回世界陸上北京大会に 4選手出場 |
2016年 | リオデジャネイロ2016オリンピックに 4選手出場 男子棒高跳で澤野大地選手が 7位入賞 |
2017年 | 第16回世界陸上ロンドン大会に 4選手出場 |
種目 | 選手名 | 記録 | 樹立日/大会名 |
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100m | 伊東浩司 | 10秒00 | 1998年12月13日 第13回アジア大会(バンコク) |
200m | 伊東浩司 | 20秒16 | 1998年10月2日 第82回日本選手権 |
4×100mリレー | 塚原直貴 / 高平慎士 | 38秒03 | 2007年9月1日 第11回世界陸上大阪大会 |
800m | 横田真人(当時慶應義塾大学所属) | 1分46秒16 | 2009年10月18日 日体大最終フィールド競技会 |
ハーフマラソン | 高橋健一 | 1時間0分30秒 | 2000年1月10日 東京シティマラソン |
マラソン | 藤田敦史 | 2時間6分51秒 | 2000年12月3日 福岡国際マラソン |
110mH | 岩崎利彦 | 13秒58 | 1991年8月27日 第3回世界陸上 |
400mH | 苅部俊二 | 48秒34 | 1997年10月5日 第81回日本選手権 |
50kmW | 今村文男 | 3時間49分38秒 | 1998年4月12日 第82回日本選手権 |
20kmW | 川﨑真裕美 | 1時間28分56秒 | 2007年3月25日 第31回全日本競歩根上 |
10,000mW | 森岡紘一朗 | 39分07秒84 | 第58回全日本実業団対抗戦大会 |
砲丸投げ | 山田壮太郎(当時法政大学所属) | 18m64 | 2009年10月5日 第64回国民体育大会 |
種目 | 選手名 | 記録 | 樹立日/大会名 |
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4×400mリレー | 伊東浩司 / 苅部俊二 | 3分00秒76 | 1996年8月3日 アトランタオリンピック |
4×100mリレー | 髙橋萌木子 | 43秒39 | 2011年5月8日 セイコーゴールデングランプリ陸上2011川崎 |
走高跳 | 醍醐直幸 | 2m33 | 2006年7月2日 第90回日本選手権 |
棒高跳 | 澤野大地(当時ニシ・スポーツ所属) | 5m83 | 2005年5月3日 静岡国際陸上 |
10,000mW | 高橋英輝 | 38分01秒49 | 2015年12月13日 長崎陸協競歩大会 |
10kmW | 高橋英輝 | 38分03秒 | 2016年4月16日 第40回全日本競歩輪島大会 |
15kmW | 鈴木雄介 | 57分15秒 | 2015年3月15日 第39回全日本競歩能美大会 |
20kmW | 鈴木雄介 | 1時間16分36秒※世界記録 | 2015年3月15日 第39回全日本競歩能美大会 |
5,000mW | 大利久美 | 20分43秒95 | 2012年4月22日 第46回千葉県陸上競技記録会 |
10,000mW |
川﨑真裕美 | 43分01秒60 | 2010年9月25日 第58回全日本実業団対抗戦大会 |
5kmW | 川﨑真裕美 | 21分27秒 | 2010年4月17日 第49回全日本競歩輪島大会 |
10kmW | 川﨑真裕美 | 42分50秒 | 2010年4月17日 第49回全日本競歩輪島大会 |
15kmW | 川﨑真裕美 | 1時間06分12秒 | 2009年1月25日 第93回日本選手権 |
3,000mSC | 岩水嘉孝(当時トヨタ自動車所属) | 8分18秒93 | 2003年8月23日 世界選手権パリ大会 |
バルセロナオリンピック(1992年) |
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今村 文男選手(50km競歩18位) 岩崎 利彦選手(110mハードル二次予選) 伊東 浩司選手(4×400m) |
アトランタオリンピック(1996年) |
伊東 浩司選手(200m準決勝、4×400mリレー5位日本記録樹立) 苅部 俊二選手(400mハードル予選、4×400mリレー5位日本記録樹立) |
シドニーオリンピック(2000年) |
伊東 浩司選手(100m準決勝200m準決勝、4×100mリレー決勝) 苅部 俊二選手(4×400mリレー準決勝) 今村 文男選手(50km競歩36位) |
アテネオリンピック(2004年) |
土江 寛裕選手(100m、4×100mリレー4位) 佐藤 光浩選手(400m、4×400mリレー4位) |
北京オリンピック(2008年) |
高平 慎士選手(200m二次予選、4×100mリレー決勝3位・銅メダル) 塚原 直貴選手(100m準決勝、4×100mリレー決勝3位・銅メダル) 醍醐 直幸選手(走高跳予選) 岩水 嘉孝選手(3,000mSC予選) 森岡 紘一朗選手(20km競歩16位) 堀籠 佳宏選手(4×400mリレー予選) |
ロンドンオリンピック(2012年) |
高平 慎士選手(200m準決勝、4×100mリレー決勝5位) 髙瀬 慧選手(200m準決勝、4×400mリレー予選) 横田 真人選手(800m予選) 森岡 紘一朗選手(50km競歩7位入賞) 鈴木 雄介選手(20km競歩36位) 髙橋 萌木子選手(4×100mリレー予選) 川﨑 真裕美選手(20km競歩18位) 大利 久美選手(20km競歩37位) |
リオデジャネイロオリンピック(2016年) |
髙瀬 慧選手(200m予選) 森岡 紘一朗選手(50km競歩27位) 高橋 英輝選手(20km競歩42位) 澤野 大地選手(棒高跳7位入賞) |