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女子バスケットボール 富士通レッドウェーブ

BTテーブスHC開幕前インタビュー

——まず昨シーズンを振り返っていただきたいのですが、開幕前「セミファイナル進出はマスト」とおっしゃっていました。しかし、結果はそこに到達できませんでした。それについて改めてどう感じていますか?
BTテーブスHC開幕前インタビュー

今振り返ってもつらい気持ちしか残っていません。やはり、あのセミクォーターファイナルで負けてはいけませんでした。

昨シーズンはケガ人が多く、それが苦戦した要因の一つであることは間違いありません。シーズン序盤にリー(#12篠原)がケガをしたことで、全体的にポジションを変更せざるを得ず、ウィル(#15山本)がパワーフォワード、もしくはセンターをすることさえありました。それでもJX-ENEOSサンフラワーズ、トヨタ自動車アンテロープスにも勝利することができました。2連敗をしてしまったのはデンソーアイリスだけです。それも競り合う展開でした。

ただそれらは昨シーズンの話です。今シーズンは改めて選手個々の成長を促していますし、昨シーズンと同じ目標を目指しています。セミファイナル進出はマストと考え、昨シーズンの悔しさを晴らすためには、さらにファイナルまで行きたいです。

——BTテーブスヘッドコーチの復帰は期待が高かった一方、ヘッドコーチの求めるバスケットを知らないメンバーも多く、チーム作りが難しかったのではないですか?

そうですね。世界のバスケットシーンを見ても、今一番大切なポジションは4番ポジション(パワーフォワード)だと考えています。しかしチームには、ピック&ポップ(スクリーンを掛けた選手が3ポイントラインの外に出て、パスを受けてシュート、もしくはドライブ)ができて、ディフェンスやリバウンドの能力があり、速攻でも先頭を走ることができる選手が手薄でした。

ウィル(#15山本)やリツ(#8内野)はよくやってくれましたが、彼女たちではやや身長が足りませんでした。加えて私のバスケットは選手が理解し、実行するまで時間がかかります。もちろんパターンなどはありますが、最終的に判断するのは選手たちなので、チームとして形になるまでには多くコミュニケーションをとり入念に練習をしなくてはなりませんでした。

それでも選手たちは本当に頑張ってくれましたし、じっくり進めていこうと思っています。このチームで一番“勝ちたい”と思っているのは間違いなく私です。なので長い目で計画を立てながら、目の前の一瞬、目の前のチャンスを掴んでいこうと考えています。

——今年で2年目となりますが、どんなテーマで戦おうと考えていますか?

バスケットスタイルは基本的に変わりません。ディフェンスで相手チームにプレッシャーをかけて、そこからファストブレイク(速攻)を出す。それを前提として、ハーフコートでは『ボールと人が動くオフェンス』を展開していきます。全員がボールをシェアして、広いスペーシングを取る。3ポイントシュートを守られたら、広いスペースにドライブを仕掛ける。今年もこのようなバスケットスタイルで戦っていきます。

ただ攻守ともに中身は少し変えていきます。特に今シーズンはディフェンスをより強化してきたので、それがどこまで機能するかがひとつのカギになると思います。オフェンスについては昨シーズンよりもファストブレイクを多く出したいと考えています。

——ファストブレイクを出すにはリバウンドも欠かせません。そこはレッドウェーブの長年の課題でもあります。
BTテーブスHC開幕前インタビュー

その点については選手たちもよく理解しています。実際、今年のサマーキャンプでは今まで以上にボックスアウト(リバウンドを取らせないよう相手よりもゴールに近いところでポジションを取ること)を徹底していたと思います。もちろんサマーキャンプとリーグ戦を一緒にしてはいけませんが、相手にオフェンスリバウンドを多く取られることは少なくなってきていると思います。

ボックスアウトは技術を理解すれば、あとは意識の問題です。今も様々な練習をしながら、誰か1人でもボックスアウトへの意識が低い選手がいれば一からやり直させています。4人が徹底していても、1人の意識の低さで全員の頑張りを無駄にしてしまうからです。その話は何度も彼女たちに伝えています。

——今年は2人の新加入選手がいます。彼女たちの評価と期待は?

モニカ(#99オコエ桃仁花)は期待通りの働きをしてくれています。スキルは成長過程ですが、あれだけのサイズがありながら、運動能力は非常に高いものを持っています。これまでのレッドウェーブにはいないタイプです。どんなときも一生懸命プレーし続けてくれれば、それだけでインサイドのバックアップとして十分に機能する実力を持っています。

ルーキーのマナ(#14田中真美子)はこのシーズンオフの間に、ユニバーシアードや3×3の日本代表活動でチームから離れることが多くありました。しかしその中でもチームにいい影響をもたらしています。オフェンスリバウンドはとても積極的に飛び込んでくれますし、3ポイントシュートも入るようになってきました。今後、Wリーグで通用するためのスキルを身につける必要がありますが、試合での起用も十分に考えています。

——今シーズン、目標を達成するために必要なことは何でしょうか?

技術的にはディフェンスでしょう。そこにはディフェンスリバウンドも含まれます。加えて安定したメンタルでのタフさが求められます。

レッドウェーブはリーグの上位チームに対しても自信を持ってプレーする一方、その自信をすべての試合で発揮することができていません。波があります。それを乗り越えなければチームとしての大きな成長、ステップアップはありません。ファンのみなさんが求めているようなトップチームにもなれません。それを克服するためには、私を含めてチーム全体が日々の練習からもっともっと高い目標を持って取り組まなければならないと考えています。

——最後にファンに向けた今シーズン最初のメッセージをお願いします。

私たちは応援してくださるすべての方々に全力で戦う姿勢を見せる責任があると思っていますし、みなさんに誇りを持ってもらえるチームになりたいと考えています。たとえ勝っても負けても、みなさんが立ち上がって「いい試合だった」と拍手をしていただけるようなゲームをお見せしますので、今シーズンも応援をよろしくお願いします。

BTテーブス BTテーブス
カナダ出身、1966年2月18日生まれ。1993年より指導者の道を歩み始め、2013年にレッドウェーブのアソシエイトヘッドコーチ、2014年ヘッドコーチに就任。指揮をとった2014-2015シーズン、2015-2016シーズンにはWリーグ、プレーオフ・ファイナルへ進出、チームを準優勝へと導いた。その後、2016-2017はBリーグサンロッカーズ渋谷ヘッドコーチ、2017-2018はBリーグ富山グラウジーズアシスタントコーチを経て、昨季から再びレッドウェーブのヘッドコーチとして指揮を執る。