塚原直貴引退レース Last Run in Nagano「新たな道に送り出してもらえて感謝」

塚原直貴 日本選手権・混成 長野

2017日本選手権・混成[十種競技]2日目、6月11日(日)13:00から長野市営陸上競技場で、塚原直貴の引退レース「Last Run in Nagano」が行われました。

最初、学生たちにオリジナルゼッケンをつけてもらった塚原。レースは5レーンに本人、他レーンには地元の有望中高生選手。後方から多数の小学生が追いかける、「多くの選手と走りたい」という塚原の希望が反映されたレースとなりました。

レースは勢いよく飛び出した塚原が前半でリード。後半おいつかれそうになりながらも、ラストスパートをかけた塚原が1位でフィニッシュ。
記録は最初11秒00と表示されるも、空気を読み過ぎる計器(?)が、まさかの世界記録と同じ9秒56に変更となり確定(笑)!


ウィニングランで満員となったメインスタンドのファンの声援にこたえ、中央で富士通陸上部監督や恩師など各関係者から花束を受け取り、本人からも感謝のメッセージ。

出身高校の後輩たちと記念撮影を行い、最後は100mフィニッシュ地点で待つ家族のもとへと走り、セレモニーを終えました。


その後、塚原はメディア取材が終わった後もサイン会に対応。入り口に並んだファンの行列に対して約1時間程度ファンサービスを行いました。イベントは最後まで、陸上関係者、家族、地元のファンに見守られて温かい雰囲気のラストレースとなり、本人も「本当にありがとうございました」と感謝の言葉を語りました。


塚原直貴コメント
育てていただいた長野の地で暖かく迎えていただいて、将来の有望なアスリートと一緒に走れて幸せでした。レースは後半、やはり負けたくないと思ってしまって、最後にズバッといってしまいました。こうやって新たな道に送り出してもらえることを感謝していますし、新しい自分で頑張っていきたいと思います。

引退を決断した理由は、思ったようなポテンシャルが出せなかったり、脚の痛みを気にしての練習が続くようになったことなどありますが、一番はリオで活躍したメンバーに“任せよう”と思えたこと。私が傘となり、下支えしていこうという気持ちの変化があったので、引退を決めました。

これからは会社員として、オリンピック・パラリンピック関係のお仕事をさせていただいたり、裏方も表もこなしていきたいと思っています。立場を考えながら、富士通のアメリカンフットボールや女子バスケなど、横連携にも幅をもたせていきたいと思っています。目指すは、松岡修造さんみたいなさわやかな感じ、ですかね。

今後の自分の活動においても走ることをやめてはいけないと思うので、アスリートとしては幕を下ろしますが、会社員になってもきちんと走りたいと思っています。今まで走ることで人生を表現してきたので、変わらず子どもたちにも活動している姿を見せられればと思います。

富士通社員・ファンの方々へ
全国各地で試合をする中で、富士通という会社の大きさ、どこにいっても支社・工場・営業所があり、応援していただける存在のありがたさを感じていました。引き続きよろしくお願いいたします。

ファンの方々に対しては、競技者としてはこれでひと区切りですが、陸上界という意味では引き続き尽力していきますので、これからもよろしくお願いいたします。陸上って色々な競技があって見方がわからないとか、ゲーム性に乏しいなどありますが、わずか10秒にかける選手、長距離選手も含めて応援してくれている方々が必ずいるので、ファンもとても大事に思っています。これから若手もたくさん育ってきますので、そういった選手への応援もよろしくお願いします。

(何か言い残したことはありますか?)
言い残したこと、やり残したことばかりなのでよくわからないですが、私は元気です(笑)。今までありがとうございました!