三谷藍インタビュー Part.2 シックスマンとしての存在感


思い返せば富士通レッドウェーブがWリーグ屈指の強豪へ突き進む時期と、三谷藍の成長曲線はぴったり合致する。三谷が入社した2001年、レッドウェーブはWⅠリーグ(今はなくなったが、Wリーグの下位に位置する2部リーグ)に属していた。同年チームがWⅠリーグを制し、Wリーグ昇格を決めると、三谷個人はWⅠリーグの新人王を獲得。2005年、三谷が日本代表に初選出されると、チームは翌2006年からオールジャパン3連覇を達成。2007-2008シーズンにはWリーグ制覇も達成している。その後、日本屈指のオールラウンドプレーヤーとして国内のみならず、アジア、世界にも活躍の舞台を広げた三谷は2015年、4年ぶりに代表復帰。アジア選手権制覇にも貢献した。前後して、チームはしばらく遠ざかっていたWリーグファイナルへの扉も開いている。そんなレッドウェーブ一筋16年の三谷藍が2017年春、その競技人生に幕を下ろし、新たな道を歩み始める。

 

◆日本代表に選ばれて変わった意識今年度(2017年度)の女子日本代表候補に、富士通レッドウェーブからは6名の選手が選ばれた。山本千夏、篠原恵、篠崎澪、町田瑠唯、長岡萌映子(のちに退部を発表)、そして新人の栗林未和である。彼女たちはそれぞれに豊かな才能を持ち、高校時代から将来を嘱望され、アンダーカテゴリーの女子日本代表にも選出される逸材たちであった。富士通から世界へ、との気持ちを持って入社してきたわけだ。

しかし三谷藍は彼女たちとは異なる。自分が日本代表に選ばれるなんて、「まったく思っていなかった」し、そもそも日本代表入りを目指していたわけでもない。裏を返せば2005年、三谷が日本代表に選出されたことは、本人にとっても青天の霹靂だった。

「こんなことを言うと関係者の方々に申し訳ないのですが、選ばれたときにそこまでの感動はなかったかもしれません。それよりも知らないところに入ってプレーする不安のほうが大きかったですね。私はこう見えて人見知りで、知らない人が集まるところに入っていくことが得意ではないから、怖いなって思ったんです」

時代は、今でこそあまり珍しくなくなってきたが、180センチオーバーのオールラウンダーを求めていたとき。三谷はそれに合致したが、だからといってすぐに日本代表の試合に出られるわけではない。不安は合宿を重ねるごとに消えていったが、次に沸き起こってきたのは悔しさだったと三谷は認める。

「最初に日本代表へ入ったときは試合に全然出られなくて、走り込みしかしていなかったんです。レッドウェーブに戻ったら試合に出られるのに、日本代表に入ったら試合に出られない状況がすごく悔しくて、そこから日本代表を1つのチームとして考え始めたんです。そうして何年か続けていたら、日本代表でもっと試合に出たいという欲が出てきて、このチームで勝ちたい気持ちになっていったんです」

◆三谷藍という存在が日本に残したもの日本代表の強化合宿で見る三谷は、主力チームを相手にする、いわゆるBチームであることが大半だった。それはとても重要な役割であるが、一方でそこに安住を求める選手は誰もいない。練習後、三谷は黙々とトレーニングを励んでいた。練習後だけではない。国際大会に参加したときなどは、試合に出られなくても、毎朝の走り込みを欠かさなかった。そうまでしても試合に出られるかどうかわからないのが日本代表である。

その後、一度は日本代表から離れるが、2015年、再び三谷はその座に返り咲く。BTテーブスのもとでシックスマンとしての存在感を示し、その力が認められてアジア選手権に臨む日本代表に選出されたのだ。しかし三谷の出場時間は極めて少なく、全7試合中3試合しかコートに立っていない。そのうち2試合は日本が100点前後の得点をあげるような大差のゲームだった。中国との決勝戦も、思わぬ大差がついたことで三谷は日本代表として最後のコートに立ち、3ポイントシュートを1本沈めている。そのときのベンチの喜び方が三谷藍という人物の、チームでのポジションを物語っている。ベンチの選手たちはその瞬間を「待っていました」とばかりに、飛び跳ね、喜んだのである。

そのように三谷は日本代表で突出した記録を残したわけではない。

「でも私にとって日本代表に選んでいただいたことは、とてもプラスです。いい経験をさせてもらいました。学生のときは、まさかそんなことを考えもしない選手だったのに、富士通に入って、いろんな人に出会って、まさか日の丸を背負って試合をするなんて……嬉しかったですね」

五輪の舞台に立つことはできなかったが、2016年夏に女子日本代表が8位という成績を残した陰に、富士通レッドウェーブの三谷藍がいたことを忘れてはいけない。

◆3つのメッセージレッドウェーブ退部した三谷は今、次のステップに向けて充電中だという。何かやることが決まっているわけではない。思い描いているものはあるが、今はまだ人に言えるような状況にない。現役生活を終えた今、まずはゆっくりとこの先のことを考えたいということなのだろう。

最後に三谷は3つのメッセージを残してくれた。
まずは入社以来、さまざまな面で支えてくれた富士通社員の方々に対して。

「私が入社したときはWリーグの2部(WⅠリーグ)で、女子バスケット部の認知度も低かったと思うんです。でもオールジャパンやリーグで優勝したり、勝つことが増えていって、だんだん社内で声を掛けていただくことが多くなっていきました。『応援しています』、『見ています』って。体育館で出会う人もそうだけど、そういう声が増えていったことは本当に嬉しかったし、そういう人たちの期待に応えたい思いもあったので、ここまで頑張れました。最後はもう少しよい終わり方をしたかったんですけど、それが叶わず、申し訳ない気持ちもありますが、後輩たちが頑張ってくれると思うので、引き続き応援していただけると嬉しいです」

次に全国に拡大していったレッドウェーブファンに対しては明るく、笑いながら、こう切り出した。

「やはり年を取るにつれて、ファン層が変わっていく現実を目の当たりにした16年でした(笑)」

そしてこう続く。

「若いころはファンも若い人だったり、男女両方いましたけど、年々、主婦層が増えていったんです。でも、それが自分のやってきたことのすべてだと思います。この年齢まで、バスケットボールという激しいスポーツをやってきたことで、主婦の方だったり、同年代より少し上の方から『元気をもらえる』とか『私も頑張ろうと思います』と言ってもらえることがすごく嬉しかった。それまでもファンの存在や言葉はありがたかったですが、年齢を重ねてからのほうが、それらの言葉がより一層身に染みたし、そういう声を聞いて自分自身も『もっと頑張ろう』と思えたんです。だから全国各地で声をかけてくださったファンの方々、ずっと応援してくださった方々に本当に感謝しています」

なんとも三谷らしいお別れの言葉である。日本のトップに立ちながら、いつもファンと同じ目線で話してくれる。これが愛される選手の要素なのかもしれない。

そして最後に三谷は、レッドウェーブのDNAを引き継ぐべき、チームメイトたちにもエールを送った。

「昨シーズンの負け方を一人ひとりがどう捉えているかが、今シーズンに反映されると思うので、みんながどれだけあの悔しさをバネに1年頑張れるか。1年って短いようでいて、出だしはすごく長いものだから、その集中力や意地をどれだけ持続できるかが大切だと思います。また私が辞めて、ずっとチームにいたベテランがいなくなることって、とても大きなことだと思うんです。でもそれをプラスに捉えてほしいと思います。負けたことや、ベテランがいなくなって、選手それぞれの責任は重くなっていくけど、それを自分が変われるチャンスだと思って頑張ってほしいですね」

WⅠから始まり、黄金期を迎え、勝てない苦しみを知り、そこから這い上がることの難しさを経験してきた三谷が抜ける穴は大きいが、だからこそ、チームはさらなる高みを目指して、次の一歩を思いきって踏み出せる。苦しいときは三谷に相談すればいい。

三谷藍さん、16年間、本当にお疲れさまでした。そして感動をありがとう!


三谷藍インタビュー Part.1 “スター選手ではなかった”からこその努力


思い返せば富士通レッドウェーブがWリーグ屈指の強豪へ突き進む時期と、三谷藍の成長曲線はぴったり合致する。三谷が入社した2001年、レッドウェーブはWⅠリーグ(今はなくなったが、Wリーグの下位に位置する2部リーグ)に属していた。同年チームがWⅠリーグを制し、Wリーグ昇格を決めると、三谷個人はWⅠリーグの新人王を獲得。2005年、三谷が日本代表に初選出されると、チームは翌2006年からオールジャパン3連覇を達成。2007-2008シーズンにはWリーグ制覇も達成している。その後、日本屈指のオールラウンドプレーヤーとして国内のみならず、アジア、世界にも活躍の舞台を広げた三谷は2015年、4年ぶりに代表復帰。アジア選手権制覇にも貢献した。前後して、チームはしばらく遠ざかっていたWリーグファイナルへの扉も開いている。そんなレッドウェーブ一筋16年の三谷藍が2017年春、その競技人生に幕を下ろし、新たな道を歩み始める。

 

◆決して“スター選手ではなかった”からこその努力2017年2月20日、鹿児島県総合体育センター体育館。富士通レッドウェーブはシャンソン化粧品シャンソンVマジックに【55-57】で敗れ、2016-2017シーズンのWリーグをプレーオフ・クォーターファイナルで終えた。三谷藍が引退を決意したのはそのときだったと言う。

「引退の決め手は最後に負けたとき。あの負け方でもちろん悔しかったですが、今までだったら“悔しいからもう1年頑張ろう”と思えていたのが、その気持ちが出てこなかったんです」

思えば16年、ガムシャラに走り続けてきた。専修大学から入社したとき、彼女は決して鳴り物入りだったわけではない。彼女が生まれた1978年は女子バスケット界の“豊作”とも呼ばれる年で、同期入社の船引まゆみや矢野良子、三木聖美、渡邉温子、榊原紀子、石川幸子、林五十美、山田久美子……バスケット界で「花の78年組」と呼ばれる、錚々たる猛者たちがひしめき合っていた。しかし三谷は“そこに入らない選手”だと自認していた。

でも、だからこそ、人一倍努力をした。同期生を打ち負かして、自分が頂点に立とうと思ったわけではない。負けたくないが、まずは目の前に置かれた見たこともない高さのハードルを飛び越えることに、ただ必死だったのだ。

その才能を見出したのが、三谷が入社した年にヘッドコーチに招聘された李玉慈である。三谷が言う。

「入社したときに李さんに出会ったことは、自分にとって大きな宝です。たぶん何年か後に出会っていたら、ここまでリスペクトしていなかったかもしれません。李さんを含めてすべての出会いのタイミングが私にはよかったから、ここまで続けてこられたんだと思います」

禅に「啐啄(そったく)の機」という言葉がある。簡単に言えば、才能を花開こうとする弟子と、それを見抜いて引き上げる師。両者の意識の高まりがあり、そのときに出会ってこそ、すべてがうまくいくという意味だ。まさに三谷と李の出会いは「啐啄の機」である。

三谷は李からバスケットの基礎を改めて教わり、さらに社会人として、報酬をもらいながらプレーする選手の心得、あり方を学んだ。李だけではない。山田かがり、守屋志保、相澤優子といったリーグでも屈指の好プレーヤーたちと交われたことも、その後の三谷の土台を作り上げていった。

◆“黄金期”と“模索”の時期"李ヘッドコーチのあとを受けた中川文一の下で、三谷は日本一を経験する。一度だけではない。オールジャパン3連覇(2006〜2008)と、Wリーグ初制覇(2007-2008シーズン)の計4回、頂点に立ったのだ。三谷を初め、船引かおり・まゆみ姉妹、矢野良子、畑恵里子らがチームの根幹を支えた、まさに富士通レッドウェーブの“黄金期”である。

「オールジャパンで初めて優勝したときは、トーナメントだし、勢いづけて優勝できたことがすごくラッキーだったと思うんです。でも一度優勝するとモチベーションが変わってくるし、勝ち方がわかってくる。それまで優勝を目指して頑張ってきましたが、本当に優勝できたら、連覇に向けてやらなければいけなくなる。それがオールジャパン3連覇、Wリーグ初優勝につながったと思います」

勝つために研鑽を積み、努力を重ね、結果的に勝ったとき、再び同じ結果を得ようとすれば、しなければいけないことがわかる。相手は当然それを上回ろうとするのだから、前年と同じでは勝てない。優勝するためのボトムラインを知り、さらにその上を行く練習を自らに課すことができたからこそ、富士通の黄金期は築かれたのだ。

中川のあとを継いだのは、シャンソン化粧品の3ポイントシューターとして活躍し、アトランタ五輪にも出場した岡里明美だった。彼女と、次のヘッドコーチとなる薮内夏美が率いた5年間は三谷にとって“模索の時期”となった。

「李さん、中川さんは優勝を経験している指導者で年齢も離れていたから、本当に『ヘッドコーチ』という感覚でいられたんです。でもアケさん(岡里)とナツさん(薮内)がヘッドコーチになると年齢がグッと近くなり、力になりたいと思いながらも、どう接すればよいのかわかっていませんでした。若手との橋渡しをしたほうがいいんだろうけど、やり方がわからず模索する中で、一方ではスタメンから外れて、試合に出るためにもがいている状況でもありました。それまでは試合に出て、プレーで引っ張ればよかったのに、チームを違う面から支えなければいけなくなったとき、その術がわからなかったんです」

年齢が近いからこそ話せることもあったのだろうが、当時は選手がどこまでヘッドコーチに近づいていいのかわからなかった。三谷の迷いは、むろんそれだけが原因ではないが、チームが苦境に追い込まれる時期とも重なっていく。2011年のオールジャパンこそ決勝戦まで進むが、それ以外はリーグ戦も含めてベスト4以下の成績に終わるシーズンが続いていった。

◆全ての出会いが「恵まれていた」薮内のあとをうけたBTテーブスの体制下で、三谷はさらなる転換期を迎える。実はその初年度、三谷は戦力外通告を受けている。しかし、まだレッドウェーブでプレーしたいと思っていた三谷は交渉を続け、チームに残留することができた。以降の三谷がシックスマンとしてチームを献身的に支えたことは、読者のみなさんの知るところだろう。

「あのときは、続けられるのなら続けたいと思っていました。それでもダメだったら……移籍してまでプレーしたかどうかはわからないけど、ただ実際、BTのバスケットは楽しかったから、純粋に続けられたんだと思います」

李、中川の下でトップレベルのバスケットの礎を築き、岡里、薮内の時期は苦しみながらも前進することを覚え、BTに出会って、バスケットの楽しさ、奥深さを改めて知った。そして昨年、三谷の現役生活最後の年を小滝道仁・現ヘッドコーチのもとでプレーをすることになった。

「小滝さんとは、アケさん、ナツさんのときの経験を踏まえて、よい関係性を築くことができたと思います。ただ最初は『ついに年下のヘッドコーチのもとでプレーするようになったか……』って思いましたけど」

そう笑う三谷の表情に曇りはない。小滝ヘッドコーチのもとでも三谷は最後まで三谷らしく、朗らかにプレーし、若いメンバーをさまざまな面で支えていった。自身の16年間を「波乱万丈!」と振り返る三谷だが、一方で三谷は富士通に入って「もちろんよかったです!」と口にする。

「苦しいこともあったけど、それらも含めていい思い出というか、それを乗り越えられたから、この年齢まで続けられたし、みんなから『すごい、すごい』って言ってもらえるまでになれたんだと思います」

そしてこう続ける。

「人には恵まれました。6人のヘッドコーチもそうだし、チームメイトもそう。スタッフもそうだし、私にとってはプラスになる人が多かったかな。もちろん反面教師的な人もいましたけど(笑)。それはそれでプラスにはなったし、本当にすべての出会いがよかったと思います」

数々の出会いを財産にして、三谷藍はこの春、レッドウェーブを、そして富士通を去っていった――。

(敬称略。また既婚の方は旧姓で記しました)
次回は三谷藍の「日本代表」での思い出と、ファン、チームメイトへの思い、メッセージを紹介する。


チームを陰で支える泉春美コーチ、目指すは「愛されるチーム」


小滝道仁ヘッドコーチ(以下、小滝HC)体制となって、半年以上が過ぎた。

今シーズンのWリーグも始まり、1次ラウンドも終盤を迎えたレッドウェーブにおいて、重要な役割を果たしているのが泉春美コーチ(以下、泉C)だ。対戦相手のゲーム分析、若手の指導など、チームがチームとしてよりよく前進していくためのジョイント(接合)部分を担っている。

経歴を振り返ると、富士通レッドウェーブが日本リーグ2部(当時)にいたころ、PGとして3年間プレーしている。入社当時はまだ外国籍の選手もいたという。引退後はアシスタントコーチを6年務め上げ、金平鈺テクニカルアドバイザー率いるJX-ENEOSサンフラワーズ(当時は共同石油)とも対戦している。曰く、完敗だったそうだが、今度はその金TAとともに「打倒JX-ENEOS」を掲げているのは、何ともおもしろい。

また泉Cが1回目のアシスタントコーチを辞めて、社業に専念すべく社内に戻った年に入社してきたのが#1レイ(三谷藍)。戻った部署でともに働いていたのが福永伸一・レッドウェーブ部長というのも、何やら運命めいている。
そんな泉Cに今シーズンのレッドウェーブの戦いぶりなどについて聞いた。

――6月にチームへ合流し、初めて見たときのチーム、および選手の印象はいかがでしたか?

泉C チームに加わる以前もレッドウェーブの試合自体は、オールジャパン(皇后杯)や、北海道でゲームがあるときなど、見ていました。そのときの印象と実際を比べると、選手たちの印象は思った通りですね。純粋にバスケットのことを考えていて、真剣で、意識も高い。チャンピオンを狙えるチームだと思います。しかし結果として優勝できていないのは現状を考えると、何かが足りていないんだろうなという思いもあります。

――足りないところ、今後改善したほうがいいと思ったところは、どういったところだと思われますか?

泉C ちょっとしたことです。ルーズボールやリバウンドが少しサラリとしすぎていると感じました。そこでの粘りが少ない。内に秘めているものはあるのだけど、それを表立って表現したり、情熱を前面に押し出す子がいませんよね。私としてはそれらを何とか引き出してあげて、選手たちがコートの中で表現できれば、元々の能力は高い選手たちので、まだまだ成長できると思っています。

――合流してから約5カ月。変化の兆しは見えてきましたか?

泉C 小滝HCが選手たちに刺激を与えるタイプなので、昨年、一昨年と悔しい思いをした分、それを忘れないように声掛けをしています。また、練習中からコミュニケーションを取ったり、コーチが示すドリルがうまくいかないときに、選手の側から提案したり、わからなければ聞くといったコミュニケーションはできていると思います。

――コミュニケーション力のアップも、いわばちょっとしたことの改善です。

泉C そうですね。そうしたことがコンビネーションにつながってきますからね。そしてちょっとしたことを話しておくことで、試合中ではアイコンタクトで次にやることがわかったり、すぐに修正できるところも出てくるものです。これは引き続き増やしていきたいと思います。

――改めてチームにおける泉Cの役割とはどのようなものでしょう?

泉C 私がおこなっているのは、まずはゲーム分析です。次の対戦相手の準備ですね。あとは経験の少ない若手選手のファンダメンタルを見ています。それらを含めて、この組織をよりよく前進させるために何ができるかを考えて、行動しています。

――チームの最終目標は優勝ですが、Cとして古巣でもあるレッドウェーブにどうなってほしいと思いますか?

泉C 私が選手をしていたころと比べて、会社や地域のなかでの認知度はもちろん、全国的なレッドウェーブへの認知度もかなり向上しています。もちろん優勝を目標に置くことに変わりはありませんが、多くの方々がレッドウェーブのバスケットを見て元気になれるとか、レッドウェーブのバスケットを見て、バスケットをやってみたいと思われるような愛されるチーム……それでいてきちんと勝てるチームにしたいですね。やるからにはやはり勝ちたいですから。これまで選手たちは悔しい思いをしてきていますので、なんとか私も彼女たちを支えていきたいと思います。

試合会場ではウォーミングアップを取り仕切り、試合中は小滝HCに何かを伝えるなど、文字どおり陰でチームを支える泉C。しかしそうした存在があってこそ、チームはよりよく機能していく。泉Cを筆頭とした、チームを支える人たちのためにも、今シーズンこそ頂点に立つ

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衰えぬ齢81の情熱!金平鈺TAインタビュー


今シーズンからレッドウェーブのテクニカルアドバイザー(以下、TA)を務める金平鈺(キム・ピョンオク)氏。

もしかすると若い世代のファンは、金TAがJX-ENEOSサンフラワーズの礎を築いた方だと知らないかもしれない。

2004年のアテネ五輪の中心となった小磯典子さんや大山妙子さん、楠田香穂里さん(現・共栄大学女子バスケット部ヘlッドコーチ)らを育て上げ、現役世代でもトヨタ自動車アンテロープスの矢野良子選手や大神雄子選手らが、彼の教えを受けている。

その後、アイシン・エィ・ダブリュ ウィングスのヘッドコーチを5年勤め、2010年10月に韓国へ帰国。2016年4月、約6年の歳月を経て、日本の女子バスケットシーンにカムバックした金TAに今シーズンのレッドウェーブについて話を聞いた。

――金TAのチームにおける役割はどのようなものですか?

金TA 私の役割は2つです。1つ目は小滝道仁ヘッドコーチ(以下、小滝HC)をサポートすること。「若いHCだから、彼を育てるためには金さんのサポートが必要だ」と請われ、来ました。2つ目は選手たちの個人技を教えること。今はそれを全力でやっています

――チームの現状をどのようにご覧になりますか?

金TA 開幕戦のときは、私の観点で言えば、全然できていなかった。でもその後からチームはどんどん上がってきている。チームで集まって練習できるようになってからは、上がり方も早くなっています。今は相当いいですよ。このまま成長していけば、JX-ENEOSとも互角に戦っていけるんじゃないかと思っています。

――どういうところがいいのでしょうか?

金TA 小滝HCにはディフェンスからアドバイスをして、基本はマンツーマンで、守り方のバリエーションを増やしたほうがよいと伝えたんです。彼はすごく頭のよい監督です。そのアドバイスを一生懸命に取り入れようとしてくれました。だからかどうかはわからないけど、トヨタ紡織戦(11月12日、13日・大分)はすごくよかった。これからが楽しみです。ただ個人技もそうだけど、コンビネーションの合わせ方に課題が残っています。


――今日から(取材は11月25日のシャンソン化粧品戦の前)リーグで上位につけているチームとの対戦になります。

金TA 上位チームとの対戦ですが、小滝HCには「トヨタ紡織戦の第2戦(11月13日@コンパルホール)のときのようにディフェンスがしっかりできれば、これから対戦する上位チーム――シャンソン、トヨタ、デンソーなどとも戦えると思う」と話しました。小滝HCも理解を示してくれて、そのための準備をしてくれています(シャンソン化粧品との初戦は61-58で勝利)。

――今後の意気込みを聞かせてください。

金TA 私がチームに直接できることは何もありません。私はあくまでもテクニカルアドバイザーとしてヘッドコーチをサポートするだけです。ただそこで気づいたことがあれば「こんな変更をしてみたらどうだろう?」とアドバイスはし続けたいです。

――年齢のことを言うのは失礼ですが、81歳になられても金TAがバスケットの指導を続けられる源は何ですか?

金TA 一番は私が健康だからです。健康維持のために、今も私はたくさん歩いています。選手たちが練習しているときもコートの周りを30〜40分、ずっと歩いているんです。それで体力を維持できている。それが大きな源です。精神的な部分で言えば、やはりバスケットが好きだからできることです。バスケットは頭も使うし、本当に面白いんです。

年齢を感じさせない金TAがレッドウェーブに加入したことで、チームは少しずつ変わってきている。インタビュー中に出てきた小滝HCとのやり取りだけでなく、選手たちの個人技でも、彼の存在感がそこかしこに垣間見える。

インサイド陣がフックシュートを多用しているのも金TAの教えだし、トヨタ自動車アンテロープス戦でコメントをしてくれた#11シィ(篠崎)も「金さんからさまざまな種類のストップの仕方を教わっているんです。それが今シーズン、よい結果を出せている要因の1つです」と言っている。

体力だけでなく、頭脳も明晰で、得意だという数字の記憶は抜群。ここでは書ききれなかったが、金TAが自らの過去を振り返るとき、19●●年にどこそこの会社に入って、●年勤めたとか、●月●日まで韓国にいて、●月●日に日本に来た、とハッキリ覚えているのだ。脱帽!

80歳を超えてなお、静かにバスケットへの情熱を燃やす金TAが、レッドウェーブをさらなる高みに導いてくれることは間違いない

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全国各地で最高の応援を!ブースタークラブリーダー「“また来たい”と喜びを感じる空間作りたい」


 

全国津々浦々、レッドウェーブが行くところに常に“彼ら”はいます。レッドウェーブの応援リーダー集団、「ブースタークラブリーダー」。

結成されて3シーズン目となる今シーズンも、全国各地のさまざまな会場で応援をリードし、地元のファンとともに、強くて赤い波動を選手たちに送ります。選手やスタッフも、ファンの応援の力なくして勝利がないことを十分に知っています。

そこで「ブースタークラブリーダー」のキャプテン、荒山一彦氏に話を伺いました。

――「ブースタークラブリーダー」の成り立ちを教えてください。

荒山氏 ブースタークラブリーダーが発足する前は、総務部の担当者がレッドウェーブの応援を取り仕切っていました。その中で、やはり社員で応援団のようなものを作るべきだという企画が持ち上がり、発足したのが3年前です。富士通全社を通して希望者を募り、約20名でスタートしましたが、やはり業務や家庭の事情などで毎年7〜8人が抜けていきました。その都度同じくらいの人数が新規に手を挙げてくれて、現時点では女性:8名、男性:15名の総勢23名で構成されています。

――毎試合全員が試合会場に足を運んでいるのですか?

荒山氏 いえ、ミニマムで3名です。とどろきアリーナや代々木第二体育館などは5〜6名で編成することもあります。

――実際に応援をリードしてみたご感想は?

荒山氏 始めたばかりの3年前は「邪魔だ!」、「ヘタクソ!」とお叱りを受けたりしました(笑)。しかし試合を経験することで、「応援のリードはこうしたらいいんじゃないか」、「このようにお客さんとコミュニケーションを取ればいいんだ」ということがわかってきて、年々進歩していると思います。チームスタッフ・選手がよく言ってくださるのですが「応援、盛り上がっていますね」という言葉を聞くと、我々もすごく嬉しくなります。

――確かに年々、盛り上がりを感じます。

荒山氏 ハリセンを使って会場を真っ赤にして、我々のリードでお客さんが動いてくださる。会場が一体になって応援できることが我々の喜びでもあるんです。そのうえでレッドウェーブが勝てば、さらに嬉しくなります。我々の視点で言えば、レッドウェーブの試合を見に来てくださって、一緒に応援して、「また見に来たいな」とお客さんが喜びを感じてもらえるような空間を作りたい。それがブースタークラブリーダーのコンセプトでもあります。

――その成果でしょうか、全国各地でレッドウェーブを応援してくださるファンの方が増えています。

荒山氏 それは我々も感じているところです。まったく付き合いのない地方都市に行って、我々が応援リードをしても、みなさんがそれに応じてくれて、応援を盛り上げてくださる。みんなでレッドウェーブを勝たせるんだという一体感を、全国各地で実感させてもらっています。とどろきアリーナなど、いわゆるホームでゲームをするときも多くの方が応援に来てくださいますが、初めて訪れる地方都市でもそうやって応援してくださることは、非常に嬉しいですね。

――チームに目を向けると、そうした応援を受けながら、優勝まであと一歩のところで足踏みをしています。

荒山氏 そこは我々も非常に悔しいところです。2年連続でファイナルを応援しましたが、ともに代々木第二体育館でJX-ENEOSサンフラワーズの優勝シーンを目の当たりにしているわけです。あの悔しさといったらありません。今シーズンこそは最後に笑って、みんなで万歳をして、紙テープを投げ入れたいです。

――ブースタークラブリーダーから見た、レッドウェーブの魅力とは何でしょう?

荒山氏 やはりスピードでしょう。加えて、ウチの強みは誰もが3Pを打てることです。「え、あの選手まで?」という選手が打つこともあって、外からでも中からでも攻められるオールラウンドな攻撃は魅力です。もちろんディフェンスもしっかりしなければいけません。つまり「打ってよし、走ってよし、守ってよし」、走攻守すべて揃っているのがレッドウェーブです。今シーズンも頑張ってほしいですね。

――では最後に全国のレッドウェーブファンのみなさんにメッセージをお願いします。

荒山氏 レッドウェーブが勝つためには観客のみなさんの応援が大切です。それに対して我々ブースタークラブリーダーは一生懸命に会場を盛り上げて、勝利につなげていきますので、全国のみなさん、応援をよろしくお願いいたします。


下は新入社員から上は50代まで、川崎工場、汐留本社を中心に、遠方では山梨、栃木で勤務をされている社員で構成されるのがブースタークラブリーダー。ただただ「バスケットが好きで、レッドウェーブを盛り上げる人たち」が集まっています。

荒山さんは語ります。「普通に仕事をしているだけでは絶対に接点を持てなかった人たちが同じ思いで集まり、共同作業をする。地方に行けば、酒を酌み交わすこともあります。また対戦相手の応援団とも仲良くなります。そうした交流がすごく楽しいんです」

スポーツは楽しんで見ることが何よりも大切です。ブースタークラブリーダーたちはファンのみなさんと楽しみながら、一緒にレッドウェーブの後押しをしています。そうしてレッドウェーブが勝利すれば、さらに楽しさは倍増するわけです。今シーズンも全国各地で応援をリードするブースタークラブリーダーとともに、楽しみながらレッドウェーブを勝利に導きましょう。

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開幕直前!小滝ヘッドコーチ直撃インタビュー!


2016-2017シーズン開幕まで、あと2日となりました。一昨年、昨年とあと一歩のところで涙を流しましたが、その悔し涙を変える新しいシーズンの開幕です。今シーズンから指揮を執る小滝道仁ヘッドコーチ。熱量豊富な若き指揮官は、開幕を前にチームをどう分析するのでしょうか?先日おこなわれました「シーズン壮行会」の数時間前、小滝ヘッドコーチに直撃しました。

――開幕まであと10日です(9月27日取材)。チームの現状は?

小滝 今シーズンを戦う方向性が明確になってきました。毎日、練習前にチームミーティングをおこなっていて、チームのやるべきことだけでなく、「チームワークとはこういうことだよ」とか、「こういうところでハッスルしよう」といったより細かいことを、映像を織り交ぜながら伝えています。その成果が表れて、ここ数日は私が目指していた雰囲気で練習をおこなえています。

――具体的にはどういうことを選手たちに求めているのですか?

小滝 一番大切にしているのは、隣の人を感動させることです。多くのファンを感動させようと思えば、まずは自分の隣にいる人を感動させなければいけません。それを求めています。

――ほかにもありますか?

小滝 気持ちがバラバラにならないことも強調しています。強い相手と戦うと、どうしてもボールが回らずに、得点に結びつきません。それが昨シーズンまでの反省点の1つでした。なので、これまで1人で頑張ってきた何かを、チームで頑張ろうと。この夏、世界と戦った2人が戻ってきてから、それをさらに強く求めています。

――となると、これまで以上にチームのまとまりが期待できますね。

小滝 そうですね。また個々を見ても、今年はおもしろいと思います。たとえば#5曽我部のルーズボールを追う姿勢や、#11篠崎のアタック。また今年は#0長岡を3番ポジションにアップさせることも考えていて、そうしたときの4番ポジションには#1三谷や#13加藤を起用しようかなと。そして今年は#12篠原の気持ちが違います。それは表情にも表れていて、たとえ失敗したとしても、いい表情をしているんです。それが結果にも出ています。

――#12篠原は足の古傷もあって、昨シーズンはかなり出場時間が制限されていました。

小滝 そのとおりです。しかし先日おこなわれた韓国のプロチームとの練習試合では、30分プレーしました。昨シーズンはどれだけ長くても25分がギリギリのラインでしたが、今年は早くも30分プレーできています。しかもその試合で22得点をあげています。今年はインサイドで戦うんだという自覚がはっきりと見えています。これはチームにとっても大きなことです。

――選手層に厚みが生まれますね。

小滝 そこが悩みの種なんです。もちろん嬉しい悩みです。みんながハッスルできるように起用するにはどうしたらいいか。ヘッドコーチとしてシーズンを通して探っていきたいと思っています。まだファンのみなさんに「お、今年のレッドウェーブは変わったな」と思わせるまでには至っていませんが、シーズンを通して「今年のレッドウェーブはおもしろそうだな」と思っていただけるのではないかと思います。

――開幕戦は2年連続でファイナルを戦ったJX-ENEOSサンフラワーズです。開幕戦に向けて、意気込みをお願いします。

小滝 昨年のファイナルを振り返ったとき、相手を意識しすぎて自分たちのスタイルを見失ったように思います。それが顕著だったのが、敗れたときはロースコアで、勝ったときはハイスコアだったという結果です。今年は開幕戦から自分たちのスタイル、つまりはプレッシャーディフェンスと、走ることの2つを貫きたいと思います。ファンのみなさんには、今シーズンもアリーナを赤く染めていただいて、みなさんとともに頂点を目指していきたいと思っています。昨シーズン以上の熱い応援をよろしくお願いいたします。

レッドウェーブの2016-2017シーズンの開幕戦は10月7日(金)、代々木第二体育館で19時ティップオフ!

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#5曽我部奈央 コートネーム:ナオ「ディフェンスが一番好きなんです」


【#5曽我部奈央 コートネーム:ナオ】

スピードを生かしたプレーと3ポイントシュートで、昨シーズンはルーキーながら#10ルイ(町田)のバックアップを担ったナオ。今年もその武器は健在で、むしろ昨年以上に結果を求められることになるだろう。夏には2年連続で若手の日本代表として「ウィリアム・ジョーンズカップ」を戦うなど、経験は積み重ねている。悲願のリーグ制覇に向けて、欠かせないピースになりそうだ。

――唐突ですが、趣味を教えてください。

ナオ 趣味って何だろう……何ですか?

――こちらに聞かれても(笑)。音楽を聞くとか、映画を見るとか。

ナオ 私、コロコロ変わるんです。1週間くらいでブームが変わっていくんですよ。少し前は料理でした。オフは自炊をしていたんですけど、もう飽きちゃいました。最近はショッピングに行くことが多いんですけど、やっぱりお金のことは考えなければいけないので、実際の買い物はセーブしています。

――では料理がマイブーム時代だったころに作っていたのは?

ナオ よく作っていたのはオムライスです。13回くらい作って、全部失敗しました(笑)。高校までは作ってもらう一方だったんです。でも1人になるとどうしても外食ばかりになってしまうので、作れるようになりたいなと。料理器具もすべて買い揃えましたが、今は全然使っていないです。

――ということは、ご自身の性格は……

ナオ 飽きっぽい性格です。こんなに長く続いたのはバスケットだけ。バスケットは何をやっても楽しいです。昔は水泳とピアノもやっていて、ピアノは長く続けていたんですけど、バスケとピアノの選択を迫られたときにバスケを取りました。

――得意な曲は?

ナオ カノン(パッヘルベル作。結婚式でおなじみの曲)ばかり弾いていました。今はピアノもないので披露していませんし、恥かしい……

――では今度ぜひみなさんに披露してもらいましょう(笑)。では最近、オフは何をしているのですか?

ナオ ずっと寝ています(笑)。いや、動きたいんですけど、疲れてどこにも行けないんです……まだ19なのに。練習量が多いんです。朝練を入れると3部練習(朝練、午前、午後)。しんどいです。あ、温泉には行くかな。あまり好きじゃないんですけど、疲労回復のために意識して行くようにしています。

――ここからはバスケットの話を。開幕を約1か月後に控え(9月2日取材)、チームの現状はいかがですか?

ナオ よくなってきていると思います。ルイさん(町田)とモエコさん(長岡)も合流して、やっとチーム全員がそろいましたし、2人が入ると練習の雰囲気も変わって、開幕に向けたいい練習ができています。

――ナオ個人はいかがですか?

ナオ よくなっていると思います。周りからも「うまくなった」と言われるので頑張ります。ただ……

――ただ?

ナオ ポイントガードをクビになっちゃったんです(笑)。金(平鈺)テクニカルアドバイザーに言われました。ボール運びがうまくできないので。だから今はシューティングガードです。自分でもシューティングガードのほうが好きなんですけど、やっぱりクビを宣告されると悔しい思いもあるので、ボール運びも練習したいと思っています。いつかはルイさんみたいになりたいし、ポイントガードもシューティングガードもできるようになりたいです。

――最後に2年目のナオのここを見てほしいというところをアピールしてください。

ナオ 私はディフェンスが一番好きなんです。それについてはルイさんにだって負けないくらい頑張れるので、今年はそういうところも見てほしいですね。レッドウェーブファンのみなさん、今年も応援をよろしくお願いします!

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#25内尾聡菜 コートネーム:キラ「得意なプレーはドライブ!と言えるようにしたい」


【#25内尾聡菜 コートネーム:キラ】

九州の名門、福岡大学附属若葉から入団した177センチのオールラウンダー。今シーズンはスモールフォワードとして、#15ウィル(山本)、#1レイ(三谷)らとともにチームのウイングを担うことになりそうだ。高校時代はチームのエースとして、あらゆるポジションからスコアを重ねてきた。自らはまだまだと言うか、同期入団の2人からは「すごい!」と言われるドライブで、相手チームのディフェンス網を切り裂けるか。

――唐突ですが、趣味を聞かせてください。

キラ 音楽ですね。ミーハーなので、そのときどきによって聞くアーティストは違うのですが、今はRADWIMPSです。でも試合のときは歌詞がわからない洋楽を聞いて、流すくらいかな。

――ご自身の性格は?

キラ せっかちです。チームの集合でも、決められた時間よりメチャクチャ早く行くことがありますね。その点ではアヤ(中島)とは真逆です。しゃべるのも早いって、よく言われます。

――初任給は何に使いましたか?

キラ お母さんとご飯を食べに行って、プレゼントを渡しました。あとは高校時代の監督にお土産と、肩こりがひどいって聞いていたからチタンのネックレスをプレゼントしました。

――バスケットについての質問です。高校時代から見ると、少しからだが大きくなりましたね。

キラ はい。体重が4キロほど増えました。これまでフィジカルトレーニングは個人的にベンチプレスをやるくらいだったので、実質初めてです。レッドウェーブのメニューの豊富さには驚かされます。しかも先輩たちはすごい重さを上げているので、私も早く追いつきたいなと。

――ちなみに今、ベンチプレスでどれくらいを上げているの?

キラ 今はまだ40キロです。でもサエさん(小沼)は80キロを上げているし、シィさん(篠崎)も70キロ。どうすればそうなるのか……

――では最後に全国各地のレッドウェーブファンのみなさんにメッセージを!

キラ 私は個人的にシャンソン化粧品の本川紗奈生選手に憧れていて、本川選手のような鋭いドライブや3ポイントシュートを打てるようになりたいと思っています。得意なプレーはドライブ、と言いたいところですが、まだまだです。まずは自信を持て「得意なプレーはドライブ」と言えるようにしたいです。シーズンに入ったら、ガムシャラに走りたい。そして先輩たちと一緒に出れば、自分が一番若いので、若さを見せられるようにしたいと思います。

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#9村山翠 コートネーム:ショウ「インサイドもアウトサイドもできる選手になりたい」


【#9村山翠 コートネーム:ショウ】

昭和学院、専修大学を経て、今シーズン入団のルーキー。ポジションはパワーフォワードというから、#0モエコ(長岡)のバックアップとしての期待が高まる。持ち味はリバウンド。同期の高卒ルーキーたちが目を丸くするほどのジャンプ力で、アヤ(中島)曰く「フィジカル測定で私やリーさんが飛んだ記録に平気で届くんです」。リバウンドはチームの課題でもあるだけに、その跳躍力に注目しよう。

――唐突ですが、趣味を聞かせてください。

ショウ バスケ以外で趣味と呼べるほど没頭しているモノがあるかと言われると、ちょっとないですね。ただ食べることは好きです。最近はかき氷を食べに行ったり、美味しいお菓子を探しています。あとは焼肉!

――ご自身の性格は?

ショウ 1つのことしか目に入らないタイプかな。よくいえば集中するタイプです(笑)。

――初任給は何に使いましたか?

ショウ 家族でご飯を食べに行きました。あとは大学のコーチとご飯を食べて、監督に扇子をプレゼントしました。

――扇子?

ショウ 大学時代に監督の扇子をシュークリームでぐちゃぐちゃにしてしまったことがあるので…(笑)。

――会社はいかがですか?

ショウ 私は汐留本社に配属されました。周りの方はみんな優しくて、同期はいないんですけど、1つ上の先輩もいるし、みなさんがバスケット部を応援してくれています。

――ここからはバスケットのことを。今はフィジカルを鍛えているところ?

ショウ そうですね。大学時代にもやったことはありますけど、レッドウェーブでやっているのはかなりキツイです。北本文男ストレングスコーチは一体どこからこのメニューを考えてくるんだろう? と(笑)。

――そこはさすがにプロですからね……技術で磨いているところは?

ショウ 金(平鈺)テクニカルアドバイザーにシュートフォームを直してもらったり、レイアップシュートやフックシュートなどを教わっています。

――では最後に全国各地のレッドウェーブファンのみなさんにメッセージを!

ショウ チームのパワーフォワード陣はインサイドもアウトサイドもできる選手たちばかりなので、まずは自分もそうなりたいと思っています。そのうえで背の大きいセンター陣と張り合って、リバウンドがしっかりと取れる選手になりたいと思います。レッドウェーブには応援してくださる方が多くいることも、会社のみなさんを見るだけでもわかったので、まずは新人らしく元気に声を出して、何事にも一生懸命取り組みたいです。

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#30中島彩(アヤ)インタビュー「まずは強くなりたい」


男子バスケットの新リーグ(Bリーグ)が開幕し、女子日本代表はリオデジャネイロ2016オリンピックで8位入賞を果たした。日本のバスケット界が新たな時代に入ろうとしている今、我がレッドウェーブもその波に乗り、さらなるビッグウェーブを起こしたい。

というわけで、今シーズンからはゲーム以外の一面――これまでも誕生日やイベント、メディア出演情報などは掲載していたが――をファンのみなさんと共有していきたい。

第1弾はレッドウェーブの未来たちの紹介から。

【#30中島彩 コートネーム:アヤ】

東京・八雲学園から入団した、182センチのセンター。#12リー(篠原)、#14マリ(橋詰)に次ぐインサイドプレイヤーとして期待は膨らむ。リーグ対応のフィジカル強化に取組中だが、シュートタッチはいいものを持っている。自他ともに認める「マイペース」さが、リーグに君臨する百戦錬磨のインサイド陣たちのリズムを狂わせる? 少しでも多くの経験を積んで、少しずつステップアップを目指したい。

――唐突ですが、趣味を教えてください。

アヤ マイペースなので、コロコロ変わるけど、最近は抹茶にハマっています。音楽も聞くけど、特にこれというものは決まっていません。そのときのテンションによって決まります。あ、でも同級生にフェアリーズ(6人組のアイドル)がいるんです。同じクラスだったので、ライブにも何度か行きました。

――ご自身の性格はマイペース?

アヤ はい。遠征ではキラ(内尾)と同じ部屋で、同じタイミングで部屋を出たのに、集合場所につく時間が違うんです。キラがパーッと行っちゃうから…

キラ あれ、アヤがいないって(笑)。先に行っていいのかなって思ったんだよ。

アヤ 私も「あ、キラ、いない……」って(笑)。

――初任給は何に使いましたか?

アヤ 両親と妹と食べ放題に行きました。

――会社はいかがですか?

アヤ 私は蒲田の事業所に配属されて、一度、飲み会にも誘っていただきました。あ、まだ19歳なので、もちろんお酒は飲んでいませんよ。そこでみなさんから「若い、若い」って言ってもらって、みなさん優しいし、かわいがってくれています。よくわからない世間のことも教えてもらっています。

――ではバスケットのことを。今はどんな練習に取り組んでいますか?

アヤ 金(平鈺)テクニカルアドバイザーがセンターを担当してくれています。高校までは頭抜けて大きかったので、普通にジャンプシュートを打てていました。でも今は普通に打ったら普通にブロックされてしまうので、金さんからフックシュートを教わっています。4か月、ひたすらフックシュートを練習していますが、金さんからは「まだまだ」と言われています。

――では最後に全国各地のレッドウェーブファンのみなさんにメッセージを!

アヤ 今の自分に足りないのは強さ。いつもリーさん(篠原)やマリさん(橋詰)に押し出されています。自分からぶつかっていっても、跳ね返されるんです。なので、まずはとにかく強くなりたいです。そしてリーグが始まれば、今の自分にできること――声を出すことを含めて、なんでも一生懸命に取り組んで、応援してくださる方々のためにも頑張りたいと思います。

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